序章 第8話 ボランティア
みなさんこんにちは。
病院の先生と話し合ってきました。
結果的には、前にも後ろにも進んでいないかんじです。
先方の要望をまとめると、、
院長先生から発達障害の若者が働く場所を作りたい。
が、自分の目の届く範囲にしておきたい。
そして、デイケアにも通ってもらいたい。
よって、病院の周りの落ち葉拾いとかを任せたい。とのことでした。
いやいや、そんなんで就労には繋がらないのでこちらとしては協力する価値を感じない。
先方としては、、、
と言った感じで、いったん院長先生に話を戻してもらうことに。
急いで作る気もないし病院に上手いこと猿回しされるのも気に入らない!
だけど、病院との共同戦線は魅力はあるのでとりあえずこちらの要望は伝えておいた感じですが、やはり治療を目的とした病院とはそもそも同じ道は歩めないんだろうな。と、おもいました。
それはそれとして、地域のボランティアさんから近所の空き家情報が続々と集まってきました。
もう古くて放置されていたり、壊す予定だったりする建物を生かして施設を作りたいと考えています。
情報技術やAIを使った超ハイテクは使わずに地元の人しか知らないような情報や土地の人たちと足を使った調査・聞き込みという超ローテクを使って場所決めをするのも悪くないと思います。
地元の人たちを巻き込んで街ぐるみで作っていく施設で、みんなの憩いの場を作る夢は僕だけのものでは無くなったのだろう。
空き家があったよ!って電話してきたおじさんも、
もしそこに決まったらワシのお手柄じゃな!って電話越しに笑ってました。
いい歳して子供みたいにはしゃぐ感じがこちらも楽しくなるし、みんなで何もないところから作るんだからきっといいものになる。
地域活動支援センターには病気や障害を持つ人たちの居場所づくり以外にも、民生員、、、つまりボランティアさんの育成も担っています。
電話してきたおじさんもうちでボランティアデビューを果たしたのでした。
ボランティアは無償で働いてくれる労働力ではありません。
自らが所属している社会へ自ら参加する。そこに無償・有償は関係ない。
それが本当のボランティアである。大人が子供に見せるべき背中である。
難題を前に脈々と受け継がれてきた地元のボランティア精神が発揮されているわけで、なんだか点と点が線で繋がっていく気がします。
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