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2018年末年始の課題図書

本を読むことが好きで、特に何冊も並行して読むのが好きです。本どうしの距離(ジャンルとか)や、本と自分の仕事との距離によって気づきの量や質が変わってくるからです。なので、本を手に取るときはあまり吟味せず、気になったら手配してしまいます。

さて、年末年始のお休みが目の前に迫りました。今年は特に出かける予定を組んでいないので、読書に時間を割けそうです。この休みに読もうと思って手元にある本を並べておきます。読了した本ではないので、レビューではありません。

いま読んでいる

異文化理解力

一般に日本はハイコンテキストで欧米はローコンテキストだ、とか言われることがありますが、そこを更にブレークダウンし複数観点でコミュニケーションの違いを詳細化し、違うバックグラウンドを持つ人と適切に仕事をするためのノウハウが書いてあります。

ネガティブフィードバックをどのように伝えたら良いのか、プレゼンの冒頭は手順/結論どちらを伝えたほうがいいのか、など。かなり具体的な内容を文化の違いによる原理原則をベースに事例も添えて説明しています。

コミュニケーションの行き違いは(本書における解像度とは異なるにしても)日本人どうしでも発生しうる問題です。考え方の違う人に適切に伝え円滑に物事を進めるためにはどうすれば良いか?チームマネジメントや他部署・異業種と協働するためのヒントが得られそうです。

リサーチの技法

色んなところでおすすめされているので手にとってみました。リサーチとタイトル打たれていますが、なにかテーマを決めて白黒つける・提案するという点ではビジネスと一緒です。

与えられたお題をどのように調べて分析していくか。自分が気になっていること(技術・業界トレンドなど)をどのように自分の身に染み込ませていくか。そのためのノウハウを期待しています。

予想どおりに不合理

UXデザインやサービスデザインと行動経済学の親和性が語られて幾年経ちます。その分野で名著と言われるファスト&スローもいまだ読み切っていないので、もちっと手軽に読めないかなと思って着手中。

「疲れない身体(からだ)」をいっきに手に入れる本

普段から肩こり・背中のこり・頭痛がひどく、整体に行くともれなく「硬いですね」と言われる身。ストレッチや筋トレなどはやってはみるものの、なかなか楽にならず。これ系の本はいろいろ手には取ってみたのですが、なかなか。。というのも、「姿勢を良くすることが身体に良い」とは書かれているのですが、それを具体的にどうすれば達成できるのか?がうまく分からなかったからです。

この本のスゴいところは、まず「感覚器官」である「目・耳・口・鼻」をリラックスしてストレスを入り口で遮断する、という点から書かれているところ。実際にエクササイズもあるのでやってみたのですが、ものの数分で楽になる実感を得ることができました。特に口(舌)について、意識してみると常に顎側に張り付いていることが分かり、それを解消するだけでかなり身体に変化が見られます。

他にも本書には意識すべきポイントが具体的なエクササイズと共に列挙されているのですが、それぞれを意識することで、背中の伸ばし方・骨盤の位置・顎の引き方・肩甲骨の寄せ方も「どうすれば伸びるのか・立つのか」が分かるようになってきました。

最初の1/3くらいで既に学べた感ありますが、残りも読んでみます。

これから読む

起業業の科学

リーンスタートアップなどの技法が輸入されてきて、日本にもだいぶ定着した感があります。UXデザイナーなどをやっていると、この手の情報アンテナが自然と高くなるので飛びついてみたくなります。しかし、いざ目の前の仕事に当てはめてみると「リーンとかデザインスプリントとか、ビジネスにどうインパクト与えるの?」という問いに答えられず、なかなか手に付くまで実践できていないのが現状です。

この本の良さそうなところは、タイトルどおり「起業」となっていて「ビジネス」をスコープにしているところです。そこには当然UXも包括され、かつ他要素との関連付けもされている印象です。

また、それぞれアウトプットの例示などもグラフィック良く並んでいるので、カタログとしても使えそうな予感がしています。

「好き嫌い」と経営

本当は「好き嫌いと才能」という本が欲しかったのですが図書館ですぐ手配できなかったので、同著者の似たタイトルの本にしてみました。「ストーリーとしての経営戦略」を著された楠木さんの本なので、大きくハズれはしないかなーと思っています(が、自分の興味と合う合わないはタイミングなので・・)

本を読む人だけが手にするもの

先日著者の藤原さんの講義を受ける機会があり、その際に推薦図書リストをいただきました。父親としての子育て・教育について・100年人生におけるキャリアについて、など様々なジャンルがあり色々目移りしたのですが、結局図書館ですぐ手に入る本書から手を付けることにしました。

さいごに

リストアップして思いましたが、結構数ありますね・・全消化は難しそうなことが分かりました。優先度高いものから、思うがままに読み漁ることにします。3冊読了が目標。

扉写真:photo credit: txmx 2 via photopin (license)

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