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多様性が前提となったときにどう振る舞うのか?

最近「多様性」を意識する瞬間がある。所属している会社も明確に「多様性が強みだ」「Love Differenceだ」と言っているので、社内にもその空気感がある。

「多様性が大事」という言葉には複数の、少なくとも2つの側面がある。多様性そのものが欠落していて、それ自体を求めているケース。もう一つは、多様性を前提としたときにどうすれば良いのか?を求めているケース。

個人的に現在意識しているのは後者の方だ。すでに身の回りは画一的で物事がすんなり決まる環境ではなくなっている。いろいろな考えを持つ人たちの中で、何かを目指すために、何かを決めないといけない時点で、そしてその議論に時間が掛かってしまう時点ですでに多様化しているのではないか。

そういう状態で「Love Difference」するためには具体的に何をすればいいのか?が次の問いになる。意見の違う他者を理解しようとするスタンスや、聞くスキル聞き出すスキル。自分の考えを伝えるコミュニケーション能力や、そもそも自分のWillを形成するだけの原体験や思考実験の積み重ね。

上記の中にヒントがあるような気がするが、つまりはスキルやスタンスもそうだが「個としての意思を持つ」というところに多様性を前提とした環境でどう振る舞うか?のヒントがあると思う。

組織としても個人としても「多様性」というビッグワードに対して、具体的な次の一手を模索・実践する必要がある。大事だよね、では海は渡れないのだ。

Photo by Ryoji Iwata on Unsplash

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