Minami Amemiya

こどもの“やってみたい”っておもしろい。こどもとあそびのラボラトリー「HoiClue」…

Minami Amemiya

こどもの“やってみたい”っておもしろい。こどもとあそびのラボラトリー「HoiClue」運営中 / Kids Color Inc.代表 / https://hoiclue.jp/

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記事一覧

小2男子、占いに出会う。

たまたま朝のテレビニュースで目にしたことをきっかけに、息子が「星座占いのひとコマ」に興味を持ち始めた。 星座とはなんなのか、自分が何座なのか、身近にいる人が何座…

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毎日、花をもらいに行っている話。

今年に入ってから、ほぼ毎日花屋さんを訪れている。 家に連れ帰ってきた花は、 ニゲラ、チューリップ、スターチス、ガーベラ、アスチルベ、ラナンキュラス、フリージア、…

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我が家の秘宝。

ある日、ごたごたしている息子の部屋の、ごちゃごちゃしているものを全部引っ張り出してみた。 引っ張り出してみたら、思っていたよりも、すごい量だった。 そして一つ一…

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がんばるって、どういうこと?

ある日の夜ごはん中の、息子との会話。 「これ、やだなー」(一つのおかずのお皿を、よけながら) 「なんで?」 「だって、あんまりすきじゃないんだもん。」 「ふーん…

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今朝の実験

はじまりは、おやつに手作りのドーナツ(夫作)が出た時だった。 手につく砂糖を嫌がって、思い立ったように息子がキッチンからゴム手袋を持ってきた。 ゴム手袋をはめ…

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我が家の工作男子

いつからだろう。 何を「工作」と呼ぶのかわからないけれど、身近な素材や廃材で何かをつくる(つくっているように見える)ことを工作と呼ぶことにして、我が家の息子が、…

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どこがすき?

かれこれ、1年か2年近く前のはなし。 当時2才か3才なりたてだったくらいの息子が、しょっちゅう「すき、すき」と言ってくれるので、どこがすきなのか聞いたところ、「おへ…

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コドモガラクタラボについて

“コドモガラクタラボ”という、あそびの場がある。 子どもの日常に関わるHoiClueサイトを運営していながら、運営チームが日常的に子どもと関わる機会がないことから、子…

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朝のひらめき

朝起きてしばらくぼーっとした後、息子が言った。 「いいこと、ひまれいた。 きょお、ごはんいっしょにつくらない?」 時刻は6時25分。 うーん、まぁなんとかなるか。 …

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こどもの“やりたい”に付き合うのって、けっこう難しい。

「こどもの“やってみたい”っておもしろい。」を HoiClueのタグラインに掲げているわたしですが… 先週、「やりたい!」を楽しんでいる息子を、自分でも驚くほど冷やや…

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どっちが強いか

「どっちがつよいでしょーか?」 よく息子にされる質問。 質問の対象となるのは、恐竜の人形と恐竜の人形だったり、ミニカーとミニカーだったり、時におしりとお◯んちん…

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持ってきていいもの、いけないもの。

「これ、うちの子のものじゃないんです」 そんな保護者からのひと言を発端に、当時のわたしの保育観はずいぶんと変わったように思う。 今でも覚えている、あるエピソード…

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小2男子、占いに出会う。

たまたま朝のテレビニュースで目にしたことをきっかけに、息子が「星座占いのひとコマ」に興味を持ち始めた。 星座とはなんなのか、自分が何座なのか、身近にいる人が何座なのかから始まり… 「きょうは、3位だった!」と順位に一喜一憂するようになり、そのうち占いの内容を気にするようになった。 この間は、「よるごはんメンチカツにして!」というのでよくよく聞いてみたら、ラッキーアイテム?がメンチカツだった。 (夜に食べて意味はあるのか。) また、ある日は、テレビに向かってめちゃくちゃ怒

毎日、花をもらいに行っている話。

今年に入ってから、ほぼ毎日花屋さんを訪れている。 家に連れ帰ってきた花は、 ニゲラ、チューリップ、スターチス、ガーベラ、アスチルベ、ラナンキュラス、フリージア、スカビオサ、アネモネ、ルピナス、桜、セリンセ、スイートピー、パンジー(バレリーナ)、マトリカリア、ギガンアリウム、カーネーション…その他いろいろ。 まじまじと花を眺めたり、あたらしく花の名前を覚えたりするのは、なかなかに楽しい。 そして何よりも、毎日お昼休みのちょっとした運動になり癒しになる。 そう、もともとはこ

我が家の秘宝。

ある日、ごたごたしている息子の部屋の、ごちゃごちゃしているものを全部引っ張り出してみた。 引っ張り出してみたら、思っていたよりも、すごい量だった。 そして一つ一つ見ていたら、なんだかいろいろすごかった。 【エントリーNo.1】 ロケットパンチ。 あおい方が「あさ」パンチ。 むささきの方が「ゆうがた」パンチ。 【エントリーNo.2】 もじゃもじゃでんわ 【エントリーNo.3】 おかおにかぶる、おに。 【エントリーNo.4】 ほね 【エントリーNo.5】 たこあげ。

がんばるって、どういうこと?

ある日の夜ごはん中の、息子との会話。 「これ、やだなー」(一つのおかずのお皿を、よけながら) 「なんで?」 「だって、あんまりすきじゃないんだもん。」 「ふーん、そうなんだ。でもさ、ひと口食べてみたら、おいしいかもよ?」 「えー。じゃぁ、ちょっとだけね。ちょっとだけがんばってたべる。」 「頑張って食べるって? “頑張る”って、どういう意味?」 「がんばるっていうのは、ゆうきをだしてみるっていうことだよ。」 (わりと即答) 「……! じゃぁ、”勇気を出してみる”

今朝の実験

はじまりは、おやつに手作りのドーナツ(夫作)が出た時だった。 手につく砂糖を嫌がって、思い立ったように息子がキッチンからゴム手袋を持ってきた。 ゴム手袋をはめてドーナツを食べる人なんて初めてみたけど、本人としては大満足だったようす。 その後、ゴム手袋はすこし身近な存在となり、膨らませて顔を描かれたりなんかして遊ばれていた。 そして今朝。 はちみつトーストを食べるのにまた勝手にひっぱり出してきたゴム手袋をみながら、息子が言った。 「ねぇ、みず、いれていい?」

我が家の工作男子

いつからだろう。 何を「工作」と呼ぶのかわからないけれど、身近な素材や廃材で何かをつくる(つくっているように見える)ことを工作と呼ぶことにして、我が家の息子が、それを楽しみ始めたのは。 今朝も、あたらしく(人の引き出しから勝手に)手に入れたホチキスというアイテムを駆使して、なにやら急に作り出した。 おいおーい!と思いつつ、あの真剣な顔から溢れ出る“やりたい”の気持ちに敵う理由なんて見当たらなくって、登園を30分遅らせることに。 そうして完成した今朝の工作男子のさくひ

どこがすき?

かれこれ、1年か2年近く前のはなし。 当時2才か3才なりたてだったくらいの息子が、しょっちゅう「すき、すき」と言ってくれるので、どこがすきなのか聞いたところ、「おへそ。」という回答をいただいた。 ちなみに「きらい」ということもあったので、どこがきらいなのかを聞いたところ、「せなか。」とのこと。 「えー、それ直すの難しいじゃん〜(笑)」 なんて夫と話していたのだけど、後から気づく。 「どこが?」という質問に対して、息子は素直に「どこ」かを答えていた。 たぶん、当時の彼

コドモガラクタラボについて

“コドモガラクタラボ”という、あそびの場がある。 子どもの日常に関わるHoiClueサイトを運営していながら、運営チームが日常的に子どもと関わる機会がないことから、子どもたちの世界をのぞかせてもらう場としてスタートしたもの。 大人よがりなサイトになってしまうことを恐れて、ということにプラスして、路面に面しているオフィスの前を子どもたちがよく通ることや、ラボで生まれた遊びをサイトで紹介したいという閃き、何より自分がそういった形で子どもと関わりたいという気持ちが運営の後押しに

朝のひらめき

朝起きてしばらくぼーっとした後、息子が言った。 「いいこと、ひまれいた。 きょお、ごはんいっしょにつくらない?」 時刻は6時25分。 うーん、まぁなんとかなるか。 ということで、突如始まる共同朝ごはん作り。 玉子焼きとウインナーをつくる、とのことで、自ら材料を冷蔵庫から出してくる。 「ぎゅうにゅう、いる?」 「いれよっか。」 (こんな会話のやりとりがいつの間にやら自然とできるようになったんだなぁ) ボウルに、卵2つと、牛乳すこし、ハチミツ、塩をパラパラと入

こどもの“やりたい”に付き合うのって、けっこう難しい。

「こどもの“やってみたい”っておもしろい。」を HoiClueのタグラインに掲げているわたしですが… 先週、「やりたい!」を楽しんでいる息子を、自分でも驚くほど冷ややかな目で見てしまい、さいごには嫌味まで言ってしまうという出来事が。 (ちなみに、その時の息子の「やりたい!」は、外の広場に寝そべってゴロゴロ転がりまくる、というだけのことだった) 他の子も遊んでいるその広場でゴロゴロ転がりまくりたい息子の気持ちも理解できるし、その時、特に時間の制約があったわけでもないのに

どっちが強いか

「どっちがつよいでしょーか?」 よく息子にされる質問。 質問の対象となるのは、恐竜の人形と恐竜の人形だったり、ミニカーとミニカーだったり、時におしりとお◯んちんだったりする(どんな質問だ)。 その度にわたしは、強さがすべてじゃないしなぁ、なんていう違和感を感じながらも「こっちかな。」と応える。 正解は、戦いごっこのデモンストレーションを通して「こっちでしたー!」と知らされるのだけれど、正直、わたしはこのやりとりがあんまりすきではない。 ある日のこと。 二体の恐竜の

持ってきていいもの、いけないもの。

「これ、うちの子のものじゃないんです」 そんな保護者からのひと言を発端に、当時のわたしの保育観はずいぶんと変わったように思う。 今でも覚えている、あるエピソード。 * 3〜5歳児の異年齢クラスの担任をしている時だった。 転職して半年、ようやく保育園やクラスの子どもたちと慣れてきたかな、というぐらいの頃。 クラス内の子どもたちの間では、いろんな私物が行き交っていた。 例えばそれは、匂い付きのティッシュだったり、ちょっと変わった色のペンだったり、キャラクターのシールや折