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光ちゃんにドンピシャに似合うマタドール姿!!『哀しみのコルドバ』が本当に悲しすぎるのと、ちょいちょい寂しさがフラッシュバックする『Cool Beast!!』感想@神奈川県民ホール

宝塚ライトファンのあきです。
先日、花組の全ツ(全国ツアー)千秋楽の日の1回目公演を観劇してきました!

会場はすごい熱気でした。これが千秋楽の日の劇場温度なんだなー!と初めての千秋楽当日の観劇に、まだお芝居が始まってないのに、すでにドキドキ!

お芝居が始まってからも、客席の拍手のまとまり感が半端なく、客席のみなさんの集中力の高さと視線の強さをひしひしと感じておりました。

といっても、観劇してから、約1ヶ月、記事を書くまでにずいぶんと時間が経ってしまったのですが、、、(^^;

なぜかというと、あまりに衝撃が大きくて。。。(^^;
私のなかで記事を書くまでに時間がかかったし、すぐには出せそうにないなと思っていました。いまだに、熟成途中のような感じです。

『哀しみのコルドバ』が本当に悲しすぎる

何が衝撃的って、話の結末です。
私は、事前情報なしで、今回が初見のリアル観劇でした。

話の展開にも驚きましたし、まさか、最後にエリオが亡くなるとは思っていなかったんです!ウウッ(>人<;)

悲恋とは聞いてはいましたが、それにしても。。。(T ^ T)
心の準備のないままにエリオを失った感じで、その衝撃が強すぎました。涙と衝撃のエリオ・ロス(T ^ T)

架空のお芝居ですし、サラッと流そうと思えばできるのかもしれませんが、
「なぜエリオは自ら死を選んだのか?」
そこにきちんと自分なりに想いを馳せることは、この演目を観た者として必要な気がしたんですね。

お芝居自体がとっても密度の濃い、濃厚ですばらしいお芝居だったというのもあると思います。

最後の結末が浮いたようにならないよう、そこまでの芝居運び、緊張感の持っていき方がすごく上手だったんだなと、いま振り返ると分かります。

お芝居の舞台が、すごくすごく濃くて、その世界に客席から立ち合うのが精一杯でした。「なぜエリオは自ら死を選んだのか?」について、客席では消化しきれず、これは持ち帰りだなと思いました。

今でも思い出すと、あの舞台を満たしていた濃厚な空気感、人と人との濃厚で熱い人間関係、そういったものがフワッと蘇ります。

光ちゃんは、闘牛士としてすごく威厳があって、光り輝いていました。『アウグストゥス-尊厳ある者-』のオクタヴィアヌスの時よりもさらにさらに、腹が据わった感、花組の長としての存在感がググっと増したように感じました。

コミカルで甘いナチュラルな光ちゃんも素敵ですが、こういった悲恋の孤高で一途な闘牛士という堅めのお役も、こんな風に演じるんだぁと、お芝居上手な光ちゃんの幅の広さを観れてうれしかったです。

光ちゃんのマタドール姿と、闘牛士のあの布を持った時のシルエットがすごくドンピシャで似合っていて!もうほんとにカッコいい!!!

これを生でリアルで観れて、すっごくパワーチャージできました!やっぱりリアルに観劇して、同じ空間にいるってすごいことですよね。
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私が持ち帰った「なぜエリオは自ら死を選んだのか?」という問いは、まだこれ!といった答えが出せないまま。

たぶん宗教的な背景からも、私の思うよりもさらにさらに深い絶望を彼は抱いたのでしょう。そして、恋人に自分と同じかたちでの悲しみを味合わせたくなかった。そして死を選んだ。

感傷に浸りすぎなのでしょうか。彼の感じた死に値する絶望とはなんだったのか?それはもう少し時間をかけて追いかけようと思います。

まどかちゃんも、ひとこちゃんも、慧さんも、ほのかちゃんも、音ちゃんも、和海くんも、花組のみなさん、ほんとっにほんとっに素晴らしいお芝居でした!

こんなにも観た後に心にズシンと余韻の残るお芝居は、久しぶりでした。
なるほど、何度も再演される印象深い演目だなと思いました。

私的には、まだまだ軽々しく扱えない演目でした。(^^;

みなさんはご覧になりましたか?
ご覧になってどう思いましたか?

ちょいちょい寂しさがフラッシュバックする『Cool Beast!!』

ほんとに人数が半分になったの??というくらい、迫力があって、キャストが変わったところもあり、新鮮に観ていました。

花組のみなさん、すっごくのびのび〜CoolBeast!を楽しんでいて、観ていてすっごく楽しかったですね。

ところどころで、華ちゃんとあきらさんがフラッシュバックして、「ああ、お二人はもう卒業されたんだな、この場にはいないんだな。」と思うと、ちょいちょい寂しさを感じて。(T ^ T)瑠那さんも。

すごく楽しいのに、楽しくてのびのびしているからこそ、ちょっとの寂しさが際立つというか、切ない想いを感じながら観ていました。

マイティーのところをほのかちゃんがめっちゃ楽しそうに生き生きと踊っていたのが印象的でした。

お花のまどかちゃんと裸足の光ちゃんのダンスのところは、もう光ちゃんが芸術作品ですか!?っていうくらい、圧巻のダンスで、目が釘付けでした!

すばらしい感性と身体表現ですよね!私はダンスはやったことがなくて、その辺のことにまったく疎いのですが、ほんとすごいダンサーさんだなと改めてびっくりしました。
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観劇前に、ファンのどなたかのSNSで、「卒業生を思い出して辛すぎるから、花組全ツは観に行けない。」というのを見かけました。

その方の言っていたことのほんの少しを今回の観劇で味わった気分でした。

めっちゃ自分の推しのジェンヌさんが卒業されたら、その直後の公演は観に行きづらいだろうな〜と。

ファンの自分の心の整理には時間がかかりますもんね。。。


この後も、私たちは、ジェンヌさんたちの成長と輝きの時間を共にして、いつかその方の判断したベストタイミングでの有終の美を見届ける。

その繰り返しですよね。

どんな時代でも、お一人お一人の人生の時間を宝塚を通して見せていただいて、応援できる。

そんな輝かしい出会いの場の宝塚って素敵だなっと思います。

それがたとえ一時の悲しみや寂しさを伴ったとしても、出会えたことに感謝でいっぱいです。

フォーエバー!宝塚!

そんなことを思った観劇でした〜。╰(*´︶`*)╯♡

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