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『巴里の屋根の下』と『二都物語』〜パリを舞台とした2作品〜

九條です。

私は古い映画も好きで、10年ほど前から1930年代〜50年代の洋画のDVDをコツコツ買い集め、現在50本ほど持っています。最近は忙しくてゆっくり観る時間がないのですが…。^^;

その中でも特に好きな作品が、

◎『巴里の屋根の下』(1930年/フランス)
◎『二都物語』(1957年/イギリス)

です。


【巴里の屋根の下】
『巴里の屋根の下』は、サイレントからトーキへの過渡期の作品であり、映画史上においても貴重な位置づけの作品だと思います。

内容は、パリの下町を舞台としたロマンチック・コメディです。

1920年代の終わり頃から1930年代初頭のパリの下町の様子や人々の様子(ファッションなど)もよく分かり、その独特の雰囲気がとても印象に残る作品だと思います。

また、主演女優のポーラ・イレリさんは、可愛いような美人のような、そうでもないような…このひとつの作品の中で様々な表情を魅せてくれる魅力的な女性です。


【二都物語】
『二都物語』は、チャールズ・ディケンズによる世界的なベストセラー小説『二都物語』を映画化したものです。チャールズ・ディケンズの原作も私は持っています。

舞台はフランス革命。人々の怨嗟が渦巻き、暴力が正義となって横行し混乱しきった恐怖のパリと、平穏なロンドンの2都市を舞台とした友情と愛情の交差する悲劇の物語です。

主演女優のドロシー・テューティンさんがとても上品で可愛いです。


いま、ちょうどパリでオリンピックが開かれていますね。

パリを舞台としたこの2つの古い映画。興味がおありの方は、よろしければご覧になってください。

いま私は「(巴里ではなくて)大阪の屋根の下」に暮らしています。^_^


©2024 九條正博(Masahiro Kujoh)
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