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歴史の教訓は活かせるのか?
九條です。
あのヒトラーによる、
「ヒトラーだョ!ドイツ人全員集合!!」
(そしてユダヤ人は絶対ダメ)
という危険な狂いきった思想…。
私は繰り返し申して参りましたが、生まれながらに自身が属している人種や民族や性別などは、個人の努力では如何ともし難いものです。
ですから、それらを理由に人を差別(排除)する事は、人としてとても卑劣な事です。
歴史に「タラレバ」はないのですが、それでも、もしヒトラーが彼の思想を行動へと移す前に、彼が当時の社会から排除されていたならば…と考えてみると、あの人類史上最悪の悲劇は起こらなかったと言えるでしょう。
この悲劇は、歴史の教訓としなければなりません。
そして、いまも彼(ヒトラー)のような危ない思想の指導者がいることに私は恐怖を感じています。
しかし、人の心の内面を裁くことは、近代以降においては絶対にあってはなりません。近代法で裁けるのは人の違法な「行為」のみです。
この箍を外してしまえば、世界史上における中世の「魔女狩り」「魔女裁判」の悲劇が繰り返されてしまいます。
この悲劇も、歴史の教訓としなければなりません。
歴史をよく学び、現在の状況と比較し、危険を察知し、少しでも何かが起こるや否や速やかにその被害の拡大を防ぐ方法を考えておく事はとても重要な事だと思います。
ガンは小さいうちに叩いてしまわなければ、放置しておくと全身に広がって人の命を奪ってしまいます。
いまの人類においても、一部の危険な思想の指導者によってその存続の危機に晒される可能性があるような気がします。^_^
©2024 九條正博(Masahiro Kujoh)
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