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今まで読んだ本のふりかえり

 手持ちの本をいろいろ整理してたら結構な数になったので、今まで読んだ本の振り返りをしつつ本の整理をすることにした。
 とはいってもそんなにたくさん読んでいないし、処分もしない。今まで買った本って、ある種人生の足跡みたいな感じがするから。
 こんな本が好きだったんだなー、この作家さんにはまってたんだなー、この年に買ったんだなーとか、そう言うのがわかるから。
 とりあえず作家さん別にまとめてみるー。発行年とかも全部バラバラなので、とにかく忘備録として。


何冊か読んだ作家さん

 作家さん買いはあまりしないタイプだけど、文体とか雰囲気が好きで何冊かかった作家さんゾーン。
 ハマったらそればっかり食べるタイプだから、多分猛烈にはまってた時期があったんだと思う。

綿矢りさ

・インストール
・蹴りたい背中
・勝手にふるえてろ
・しょうがの味は熱い
・かわいそうだね?

 多分一番買ってる作家さんかも。「インストール」読んでドはまりして、そこからちょこちょこ買って読んでた。
 なんでかわかんないけど「勝手にふるえてろ」はハードカバーと文庫本と二つ持ってた。多分ハードカバー買ってたの忘れてたんだろうな…。
 他にも図書館で「夢を与える」も借りて読んでた。
 なんかこう、リアルな空気感というか……小難しすぎず淡々と読み進められる感じが好きだったかな。もうしばらく読んでないから結構忘れちゃったけど。一番好きなのは「蹴りたい背中」かなあ。
 また読み直したいし、ほかの作品も読みたい。

よしもとばなな

・キッチン
・High and dry(はつ恋)
・はじめての文学 よしもとばなな

 中学校の時、学級文庫にあった「キッチン」を読んで初めて知った作家さん。そのあとに教科書にあった「みどりのゆび」を読んでさらに興味を持った気がする。
 「High and dry(はつ恋)」はハードカバーで買ったんだけど、装丁やイラストがむっちゃかわいいのと、カードがしおり代わりかなんかで着いてきたのもちょっとうきうきした。
 「はじめての文学」シリーズはいろんな作家さんのがあるんだけど、とりあえずこれ一冊読めば作家さんの雰囲気がわかる、みたいなすごくお得な本で読みごたえがかなりあった。(作家さん自身が掲載する作品を選んでいるのもデカいんかな)
 ガッチガチに硬い感じじゃなく、どこか優しい感じの文体ですごく読みやすい。特に「High and dry(はつ恋)」はいわゆる年の差恋愛みたいな話だったけど、すごくさわやかな空気で読んでてなんかあったかい気持ちになった。

橋本紡

・ハチミツ
・流れ星が消えないうちに

 引退されていると知った時は結構ショックだった。「半月」で知った作家さんだけど、ラノベじゃない本も出しているってことで気になって読んだ気がする。
 2作品しか読んでないけど、なんか優しい雰囲気だった気がする。ぼやっとしか感想が言えないのが申し訳ない……。
 でも、読んでて全然嫌な気持ちにならなかったし、夜よりもなんか昼間に読みたい雰囲気だった気がする。

太宰治

・走れメロス
・人間失格

 なんか猛烈に「人間失格」を読みたくなって買った気がする。冒頭の一文が超有名……なんだけど、それは全然冒頭の一文ではなくてちょっとびっくりした。
 「人間失格」を読んでいた時は精神的に参っていた時期だったかなあ。死にたいなーとか思っていたけれど、どうせ死ぬならなんか精神ぼこぼこにされる本読むかーみたいな感じで読んだかなあ。
 まあ実際は「読んでよかった。むしろなんで今まで読んでなかった?」って全然"死"と正反対の読了後だった。なんかちょっと自分と重なる部分もあったりして、読んだ時期がかなり良かった気がする。
 言葉はちょっと難しかったりするけど、でも全然読みやすかった。
 「走れメロス」は、そらもう集英社版ですよ。ええ、言わずと知れた「謙也くんっぽい誰か」が表紙のやつ。まだ読み終えてないので、頑張って読もう。
 オモコロの「走れメロス」を読むやつめっちゃ面白かった。あれ読んだら、自分も読みたくなる。

相坂ゆうひ

・ときめきメモリアルGirl's Side
・ときめきメモリアルGirl's Side(2)

 これは作家さん買いと言うよりも、GS買い。初めてノベライズ版と言うものを買ったけど、めっちゃ面白かった。
 ベースはGSなんだけど、主人公は小波美奈子じゃないの。だからそれぞれで主人公も違うし、時々ゲーム内のイベントが出つつも、GSのIFみたいな感じで読んでてめっちゃ面白かった。(感覚で言えば、二次創作の小説みたいな。)
 1は葉月君と主人公のお話で、結構ハツラツ系の女の子だった。ぼんやりした葉月君と対比するような性格なんだけど、またそれがよくって、でも主人公がそういう性格なのも理由があって……みたいな感じですごくおもしろかった。
 2はヒムロッチのお話で、これまた最高! マジでめっちゃよかった。1とは正反対のマイペースな性格の女の子で、いわゆる不思議ちゃんみたいでヒムロッチも手を焼いていたんだけれど、段々とお互いの関係も解れていって……みたいな、もう本当にめっちゃめっちゃ好きすぎて、何度も何度も読み返した。
 2冊とも宝物みたいに大切な本だから、多分なくなったら絶望するかも。死んだら棺桶に入れて一緒に焼いてほしい。冥途に持って行けば死ぬことないからマジで何度も読めるから最高。

いろんな作家さんの本も読んだよ

 本は表紙買いをすることも多いから、結構作家さんの作風はバラバラかも。一冊しか買ってないけど好きな作家さんとか、図書館で他の本も借りて読んだとか、いろいろ。
 てか、なんで本屋に行くと猛烈にトイレ行きたくなるんだろう。特に💩で。あれマジで謎。青木真理子現象だっけか?
 ひどいときはお店に立ち寄った瞬間トイレ行きたくなるから、本屋⇒💩⇒本屋が多分ルーティーンになってるわ。

・百瀬、こっちを向いて。 中田永一
(福岡が舞台なのに、実写の映画はそうじゃなくてちょっとがっかりしたやつ)

・青い春を数えて 武田綾乃
(猛烈に青春の話を読みたかったのと、表紙に惹かれて購入した)

・つめたいよるに 江國香織
(学級文庫の本だけど、どうしてももう一度読みたくて自分で買った本。多分この一冊から本好きが始まった気がする)

・カラフル 森絵都
(猛烈に転生物読みたくて買った気がする。いや、その時は『トリップ系』と呼んでいた……古の夢女子なのでね……)

・あなたはここで、息ができるの? 竹宮ゆゆこ
(今までに読んだことのない文体? 雰囲気の作品だからか、途中で止まってた。また読み直す)

・うさぎパン 瀧羽麻子
(これも学級文庫だったかな? 図書館で借りたかな? また自分で読みたくなって買った内の一冊)

・こころ 夏目漱石
(私のバイブル的一冊。純文学にハマったきっかけの大切な本。「純文学なんてジャンルはない」とも言われるけれど、まあこういう感じの作品を言語化してジャンル化するならこういう感じかー? って。話は少し難しいけれど、「精神的に向上心のないものはばかだ」のフレーズは好き。むしろそこがトリガーになるのも最高に好き。)

・おしまいのデート 瀬尾まいこ
(久々に瀬尾さんの作品を読みたくなって買った一冊。短編集で読みやすかった。「幸福な食卓」読んだけど、あれは借りてだったかなあ……。)

これが全部ではなかった

 今回あげた本は、メインで使っている本棚ではないところから引っ張ってきた本ばかりだから、まだまだ本があってびっくりした。
 こうしてみると、結構本読んでたなー。もちろん、図書館で借りた本なんかもあるから、実際はもっと読んでるけど。
 今まで読んだ本から好みなんかが丸裸になるからちょっと恥ずかしいけど、自分を客観視もできそうだから楽しかったー。
 いろんな人の本棚見てみたいなーと思った夜でした。
 おわり。


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