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身体が丈夫と思えるのは割と環境のお陰

メモ

11/20

仕事を辞めると伝えられていない。

いよいよ身体がおかしくなってきた。8月からの症状(頭痛、肩こり、吐き気、胃痛、会議中の失神するような眠気、たまに鳥肌とチック)に加えて、左手の震え、何もないのに涙が止まらない、口がうまく開かない、喉の渇き、声が思うように出せない。

あと、身なりを整えようと思えなくなる。元々ずぼらだが、この数カ月風呂に2日連続入らない日が増えた。

熱はないので会社には行っているが、ずっと「気持ち悪い」「苦しい」と思っているため、仕事の内容が頭に入ってこない。

この日は同期とご飯に行けたので心が楽になったが、別れた途端涙が出てきた。怖くない人と話すときは楽しくて気が紛れるが、そばに話す人がいなくなるとすぐ気持ちが落ち込んでしまう。ウィンドウショッピングをしようと思ってショッピングモールを歩くが、目に入ってくる服に対して何も思えない。好きなブランドの服を見ても可愛いと思えない。感情に大きなカバーが覆い被さっているかのようだ。

さすがに大変だと思って実家に避難。突然帰ってもちゃんと迎え入れてくれるのは有り難い。

ところで帰りの電車で、人生で三本の指に入るほど尊敬している先輩と一緒になった。といっても少し遠くに座っていたので本人か確証がなく、声はかけられなかった。電車では泣いた後ひどくぐったりしていたので、話したい気持ちはありつつも気丈に振る舞う元気はなかった。先輩、元気になったらまた会いたいです。

帰宅。

親の前だと言葉がダラダラと溢れる。話が止まらなくなるが、先に風呂に入って体温を上げてきなよと言われ、入浴する。風呂の中でも息がちゃんとできなくて涙が止まらない。息を吐いた後、みぞおちがぐわっとなって息が吸えなくなる。苦しくなってやむなく息を吸うが深く吸えないので過呼吸になりそうになる。悲しい。

夜ご飯に温かい味噌汁とホッケとご飯とポテトサラダを食べた。気持ちがぐるぐるしていて、一口目を口に入れるまでに10分くらいかかってしまった。でもちゃんと食べられて安心した。

母親に緊張でバキバキになっていた背中をマッサージしてもらう。背中から腕にかけて、ゴリゴリした何かが連なっていて恐ろしかった。親と風呂と飯の温かさで、とてもぐっすり眠れた。

11/21

母と散歩をした。澄んだ川に魚がたくさんいて可愛かった。今日の鍋の具にしたら美味しそう、と母が言っていて、魚影を見て美味しそうって言う人何人かいるよな 何でなんだろう と思った。魚影じゃなくて鮮度の面で活きが良くて美味しそうと思って話をしているのだろうか。

途中、静かな道で立ち止まってみた。風の音、何種類かの鳥の鳴き声、虫の声が耳に入る。世界は立体であることを久方ぶりに気づかせてくれた。私の耳はこれほどまで音の奥行きを聞き取れるのかと驚きもした。いつもWEB会議と高架の騒音にまみれて、すっかり世界が平らになっていた。

一日休んだら、普通に呼吸ができるようになっていた。嬉しい。

風邪を引かない丈夫な身体だと思っていた。けれども、長らく健全な環境が私の身体を守ってくれていたのだと気がついた。過去の良い環境に感謝。

明日はまた仕事だ。私の明日よ吹き飛べ。明日こそ辞めたいって言いたい!!

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