#インドア登山
本を読む事で得られる恩恵の1つに、他人が体験したことを字を読み想像することで、まるで自分が体験したかのような経験を得ることがあげれます。
これは、決して体験したくはない遭難例の話しなのですが、山に登ってる以上遭難のリスクは誰にでもあります。私も典型的な遭難のパターンである、下山が予定より遅れたことによる焦る気持ちから、何度か道を間違えたもののコンパスの示す方角だけを頼りに進もうとしたのですが、その時は思いとどまって下りてきた道を戻ったことで、本来のルートが分かり下山できました。
しかし、この本に出てくる人物はそこで思いとどまることなく下りていき、下ったものの滝や谷に挟まれ、下山が不可能になった人たちのドキュメントです。
著者の羽根田さんは、遭難事故の現場にも自ら歩いたりしてる方なので、その場の雰囲気や状況解説がリアルに描かれており、自分が登山してるかのような疑似体験の感覚で次々に読み進めました。
この本を読む事で得られるメリットは、登山してるかのような気分を味わえる事と、遭難しないための教訓を学べます。
私は何冊か羽根田さんの遭難事例ドキュメントを読んだのですが、どんな状況になっても冷静でいるためにビバークの練習や準備、登山届や家族にも詳しくどこの山のどのルートで行くのかを伝えてから登山に行くようにしようと思いました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?