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赤ちゃん返りは昼ドラより面白い!笑い飛ばして乗り越える!

今我が家は壮絶な三角関係が展開されている。
1歳8ヶ月と生後1ヶ月の姉妹がママのおっぱいを巡って大げんかを繰り広げているのだ。

元々上の子はママっ子で、性格は繊細・集中・こだわりも強いタイプ。すでにイヤイヤ期真っ最中でもある。

第二子を里帰りで出産したが、帝王切開だったこともあり、上の子はパパの実家に1ヶ月預かってもらうことになった。この時点ですでにママが恋しくて、赤ちゃん返りの芽は出ている。

久しぶりに会うお姉ちゃんとママ。1ヶ月離れていたら忘れられたりするかも?との心配をよそに、一目散にママの腕の中に飛び込んでくる。
感激の対面時には字羅史おばあちゃんが妹を抱っこして、隠れて待機していた。まず上の子のケアが大切だからね!

頃は良し!いよいよ姉妹のご対面である。おばあちゃんに抱っこされた妹を怖々見る姉・・・。あ、そっと手を伸ばして妹の頭を撫でている・・・。
保育園に通っているから、赤ちゃんクラスの子達を見慣れているのね。なんだ、心配することなかったね~。

その時妹が泣き出した!そろそろおっぱいタイムかな?急いで妹をママに預けてふとお姉ちゃんを見ると、顔がこわばり大声で一緒に泣き出した。

え、恐い?ビックリした?大きな声で泣く赤ちゃんを見て、恐くなったのか、上の子まで火がついたように泣き出した。
ママに助けを求めようとしたら、「知らない赤ちゃん」を抱っこしているのだ。「私のママなのに!」と、パニックを起こしたように絶叫してママの足にしがみついている!!その瞬間から姉妹間の壮絶なバトルが始まった。

姉はママが妹に近づくのも許さない。ベビーベッドに向かう様子を見せるだけで泣き出してしまう。抱き上げるなんてもっての他。無理矢理授乳しようものなら、咳き込んで引きつけを起こしそうになるまで号泣する。

同じ部屋に妹がいると、警戒した目でじっと見つめて、ママから離れない。
先手必勝とばかりにママの膝から下りずに、ずっと抱っこをせがんでいる。そして妹が泣くと、それ以上の声で大泣きして、絶対にママを行かせまいとしている。

双子ママの授乳を参考にして、二人同時に授乳してみようとしたり、違う部屋に行って授乳しようとしたり、色々とやってはみたものの全敗だった。
そもそもママ一人では違う部屋に行かれない。お姉ちゃんが泣きながら後を追ってくるから。

二人同時授乳はフットボールのように脇に抱える方法だが(通称フットボール抱き)、「おっぱいは私のものよ!」というお姉ちゃんの信念のもと、わざと膝の真ん中に座って頭でおっぱいを隠す。または片方をくわえて、もう片方を手で隠す。一滴たりとも渡してなるものか!という決意がヒシヒシと伝わってくる作戦だ。

下の子の哺乳瓶を横取りして飲んでしまうというのは良く聞くが、母乳おっぱいを横取りして飲んでしまうというのもそれなりにあるようだ。
世界的には授乳は2歳かそれ以上(4.2歳説もあり)を推奨されているらしいし、お姉ちゃんは1歳8ヶ月だしね。きっと「好きでお姉ちゃんになったわけじゃない」と思っているだろう。

世界保健機関(WHO)と国連児童基金(UNICEF、ユニセフ)は、乳児が生後6ヵ月間母乳だけを飲み、その後栄養が十分な補完食を食べながら2歳かそれ以上まで母乳を飲み続けることを推奨しています。2021/04/07

世界保健デー2021:世界中でもっと母乳育児を

の様子を監視しているお姉ちゃん。極度の緊張にさらされて、妹が泣くと自分も号泣して泣き止めなくなる。そしてストレス解消のためにママのシャツをめくり上げて、慰謝料おっぱいを要求する。

断固要求を通すためにきちんと「おっぱい」と発音できるようになった。3日前まで「お・・ぱ」とか「ぱー」とか言えなかったのに、人間必要に迫られれば語学も上達するという実例を見たわー。

仕方が無いので妹は混合授乳だ。お姉ちゃんのお昼寝中や夜間に母乳、それ以外はミルクの授乳をしている。

今はミルクの質も良いから栄養的には心配ないし、上の子のケアをしっかりしてあげましょうという時代になっているが、面倒くさい哺乳瓶の消毒にかり出されるおばあちゃんとしては正直母乳のありがたさをヒシヒシと感じている。

私たちのころなら、「お姉ちゃんだから我慢しなさい」と問答無用で我慢させられるのが普通だったな。私も年子だったので、良い時代になってうらやましい。もしかして私の性格が悪いのは、このあたりが原点だったりして?(個人の感想です)

赤ちゃん返りも一時期だと思って、笑って乗り越えるためにアテレコしてみたら愛憎渦巻く昼ドラ風になった。ヤンデレも入ってそう?

「私のモノに近づかないで!」
「アナタなんかに絶対に渡さない!」
「悔しかったらここまで来ることね!」
「奪ってみなさい!」
「愛されているのはワタシよ!」
「どこまでもついていくわ!」
「もう離さないで!どこにも行かないで!」

こんなに取り合ってもらえるのも、今だけよね。
困りつつも、とろけそうな笑顔でなだめている娘をみて、「アナタもあんなに可愛かったのに」と過去を思い出してアンニュイな気分になる私。

剥き出しの愛に翻弄されるのも、育児の醍醐味だと思うのですよ。
振り返ると愛しい思い出になるから、頑張ろうね!

ただしパパの赤ちゃん返りはただの迷惑なので絶対にやめてください(最近多いんですって)




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