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道を譲れるわたしへ


いかに最短距離で電車の乗り換えができるか

大学時代、朝練→授業→ミーティング→バイトの生活を繰り返していたわたしにとって
移動時間をいかに短縮できるかは最大の課題。

乗り換えの移動距離ご長い駅では、
ここのコーナーを曲がり、
ここの改札口を出て、
このエスカレーターから降りて、
とマイロードを確立していた。

急いでいるときこそ、
マイロードを完璧に通りたい。
マイロードで他の人がゆっくり歩いているものなら
右側スレスレを通り、追い抜き、
向こうから歩いてきたときは、
絶対道は譲らず、相手がずれるのを待っていた、
なんなら少しぶつかっていた時もあった。


今振り返ると
なんて余裕のない生活だろうと思う。
時間はもちろんだけど、心も。

今はどんなに急いでいても
自分が道を譲る。
相手が時間に追われてるかもしれない、
相手が足を怪我していて歩くのに苦労しているかもしれない、
相手の家族が危ない状況かもしれない、
と。

"相手"のことを考えるようになった。
だから道を譲れるようになったし、
道を譲るために自分の心に余裕をもてるようになった。


これからも、わたしは道を譲る。
どの道を進むかは、自分次第。



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