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自己紹介

※ 2年前に別媒体に投稿した文章です。


仕事でのミスが多い。仕事自体が遅い上に確認作業が苦手なのでまさに地獄である。この文章も、今日でかミスをかましたショックをバネに書き連ねている。

見直しの甘さが原因でしょっちゅう100点を逃す子どもだったので、うっかりミスが多い自覚はあったが、あくまでも「おっちょこちょい」レベルだと思っていた(実際、小学生の頃はプロフィール帳の性格欄に「おっちょこちょい」と書いていた)。

しかし、社会に出てから、決して「おっちょこちょい」で済まされるレベルではないと思い知らされる出来事が次々と起こった。
数字という数字を間違える。ただ紙に書いてある数字をExcelに書き写すだけの作業ができない。自分自身を全く信じていないので、作業後に見直しを3回行った上でダブルチェックを頼むのだが、ほぼ必ず5つくらいは赤チェックが付いて返ってくる。

そんなことが数回続くと、見直しの回数も次第に減ってくる。自分で何度見直しても間違えるのだったらやる意味が無い。それだったらダブルチェックを頼む相手のチェック時間を少しでも増やした方が良いと思い、提出までのはやさにこだわるようになっていった。
良いのか悪いのか、見直し回数を3回から1回に減らしたところで指摘されるミスの量はさほど変わらなかった。むしろダブルチェックをしてもらったあとの修正時間を長く取れるようになったため、この方法が正解だとも思っていた。

しかし、この方法のメリットは「①ダブルチェックを頼む相手のチェック時間の確保」「②チェックしてもらったあとの修正時間の確保」にあるため、そもそも仕事が遅いと成り立たない。
忘れっぽいのと、やるべきことが複数あると混乱して何一つとして手につかなくなるので、常に「やることリスト」を更新してタスク管理を行っているが、それでもふとした瞬間に抜けてしまう。そうするともう駄目で、締切間際に慌てて作業する羽目になり、まともに見直しをしないままダブルチェックを依頼し、そこで間違いが見つかれば良いもののすり抜けてしまうミスがあったり、修正時間がまともに取れず最終確認がろくに出来ないまま提出する羽目になったりと、それはそれは散々なことになる。

見直しても駄目、タスク管理も駄目ときたらどうすれば良いのだろう。もうダブルチェックを頼む相手の注意力に全てを託すしかないのではないかとすら思った。

ところが、年度末に入り皆が忙しくなると「ダブルチェックに全力投球」戦法が使えなくなった。今日、ダブルチェックに甘えきったツケがまとめて降り掛かってきた。
上司からは、ダブルチェックと提出前の最終チェック、提出様式が定まっている場合には、様式に合わせた処理方法を日頃から心掛けると良いといったアドバイスをもらった。初心に帰り、見直しを徹底しようと思う。

話は少し変わるが、上記のとおり注意力が散々なので、今の仕事は向いていないと何度も感じている。先程、ネットで不注意優勢型の向いている仕事を調べたところ、デザイナーなどの発想力が試される仕事が向いているとのことだった。

嘘だ。注意力が無いからといって常に何かしらのアイデアが脳内を埋め尽くしているわけではない。せいぜいよく聴く音楽が脳内をループしているくらいである。発想力の無い不注意人間は何を頼りに生きていけば良いのだろうか。

最近、強いて言うなら特技として挙げられる手書き文字を活かして、LINEスタンプ作りに励んでいる。楽しいが、LINEスタンプ作り(クリエイター職)を本業にしたいとは思わない。今の仕事を本気で辞めたいとも思わない。

根っからの安定志向人間は、経験を積めばミスが減らせると信じて明日からも頑張りすぎない程度に頑張るしかないのだ。

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