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入社半年の若手QAへインタビュー / 働き方や期待されていることとは?

エムスリーキャリア採用担当の篠原です。今回はQAエンジニアとして活躍している佐野さんにインタビューを行いました。
今年入社したばかりの佐野さんに、エムスリーキャリアのQAエンジニアはどのような仕事をしているのかを伺いました。
また、先輩メンバーである早川さんにも、新たなメンバーを受け入れる際に意識していることを聞きました。

佐野 冬馬(さの とうま)
大学卒業後、第三者検証会社に入社。
スマホアプリやECサイトなど様々な分野の品質保証に従事。
2022年4月にエムスリーキャリアへQAエンジニアとして入社し、
現在は薬剤師向けWebサービスのプラットフォームのQAを担当している。

QAエンジニアを目指した理由/エムスリーキャリアを選んだ理由

篠原:佐野さんがQAエンジニアとして働こうと思ったきっかけを聞かせてください。

佐野:大学生の頃からプログラミング自体はやっていたのですが、作る楽しみ以上に、なぜ失敗したのかという調査や、原因を見つけるという点に面白みを感じたので、QAの道に進もうと考えました。
そこで、新卒でQAエンジニアとして前職に入社し、他社のサービスの検証請負業務を行っていました。

篠原:前職では約8年働いていらっしゃいましたが、どうして転職をしようと考えたのですか?

佐野:前職では、請け負った案件の品質水準を一定以上に担保するまでが役割で、短い場合は数か月、長くても2年ほどで別の案件を担当するような働き方をしていました。
そのような役割だと、リリース後のユーザーからの反響を感じられなかったり、その後の施策にどう繋げていくかという企画段階への参画ができなかったりしたので、もっと一つのサービスで品質の支援に一貫して携わりたいと考えるようになったのが転職を検討し始めたきっかけです。
作られたものをただテストするだけではなく、開発担当の方とゼロから何かを作っていきたいと思っていました。

篠原:エムスリーキャリアに入社したいと思った理由は何ですか?

佐野:転職先を決める中でエムスリーキャリアを選んだ理由はおもに2つあります。1つは前職でWebアプリや通信系のサービスを担当することが多かったので、転職先でもユーザーにとって身近なサービスに携わりたいと思っていたからです。
もう1つは、私が転職活動をしていたのがちょうどコロナ禍の時期で医療分野の課題や重要性が注目されていたので、そこに携わりたいと考えていたためです。
医療分野の中でも、自分自身が特に大事であると感じていた「医療従事者」のためになるサービスに携わることで、社会貢献にも繋がり、やりがいも感じるのではないかと思いました。

先輩社員と二人三脚/若手QAエンジニアの業務の進め方

篠原:入社してからはどのように業務を進めているのですか?

佐野:担当しているのは、薬剤師向けWebサービスのプラットフォームです。
まだ入社して半年ほどということもあり、先輩の早川さんと2名体制で業務を行っています。

業務の流れとしては、毎週スプリントの定例ミーティングがありPdMやデザイナーの方から起案が行われるのですが、そこに開発エンジニアとQAエンジニアも加わって詳しく開発内容を落とし込んでいきます。
QA業務自体は数時間~長くても1,2日のスパンでアジャイル開発を行って、毎週リリースしています。

篠原:テスト工程だけではなく、起案段階からミーティングに参加するのですね。

佐野:そうですね、以前の会社ではあまりそういった機会はなかったのですが、今は携わることができています。
ゼロからということは無いのですが、細かい仕様を詰めていく段階から関わることが多いです。

篠原:そのような場では、QAとしてどのような役割を求められるのですか?

佐野:QAはプロダクト全体を幅広い目線で見ることができるのが特徴だと思っているので、どの程度まで影響範囲が及ぶ可能性があるのかを指摘したり、細かい仕様の漏れがないかどうかを確かめたりという役割が求められていると思います。

篠原:先輩と2人ペアで業務を行っていることでのメリットはどのような点ですか?

佐野:何か問題にぶつかった時は、一緒に業務を進めてくださっている方がいることで助かることが多いです。一人で業務をしている時でも質問をすれば答えてもらうことはできますが、お互いの状況や問題の背景を認識し合っている方が気軽に聞くことができますし、解決するまでの道のりも短く済んでいると思います。

チーム内の質問用のSlackのチャンネルもあり、小さな疑問でも気軽に相談できています。

入社半年で感じる課題・今後挑戦したいこととは?

篠原:佐野さんは、今自分で感じている課題などはありますか?

佐野:今はまだ裏の仕様がわかっていなかったり過去の背景を把握できていなかったりするので、まずは数多くの案件を経験することが必要だと思っています。
ですから、ミーティングの場で早川さんが指摘していた観点などは、自分が気付かないことも多いので、すごく勉強になっています。

篠原:それもまた先輩と一緒に業務を行っているメリットですね。
逆にこれまでの経験を活かして、今後チャレンジしてきたいことはありますか?

佐野:前職ではテストの自動化案件の経験があったので、その経験は活かせるのではないかと思っています。
 
篠原:つい最近、IT推進部の部門表彰で取り上げられていらっしゃいましたよね?
 
佐野:掲示板のリグレッションテストを自動化した件ですね。
この案件も早川さんと一緒に一から計画して作っていった案件です。
 
リグレッションテストは毎週2名で合計2時間程度を要していたテストなのですが、手動で行わなくても良いテストなので、それを自動化できれば空いた工数をより細かい動作の確認やイレギュラーな対応に回すことができると思って提案しました。
 

先輩社員の早川さんへインタビュー

篠原:早川さんが普段の業務(特に起案段階)で意識しているのはどういった点ですか?

早川:ユーザーの視点を大事にしています。起案段階で仕様が固まっていない状態からミーティングに参加することは多いのですが、その場合でも実際に使う人がどう感じるかという視点を持つと、気付けることはあると思っています。

篠原:新たに参画したメンバーとどのように業務を進めていますか?特に意識していることはありますか?

早川:新しい案件を担当する時には、まず業務の説明やテストケースのレビューを行って、その案件のゴールや業務の進め方がわからなくならないように、ということは意識しています。
2人で担当しているサービスが5~6サービスほどあるのですが、例えばそれを佐野さんに2件、早川が3件というように分担しないようにしています。
5~6サービス全てを2人で協力しながら進めることで、完全に個人作業にならないようにしていますね。
コミュニケーション面では、業務の進捗は常に共有するようにしています。
その中で、自分がベテランだからといって全て方針を決めるというようなことはせず、佐野さんのアイディアや強みも活かせるように2人で話し合いながら進めています。

篠原:今後、佐野さんに期待することはありますか?

早川:仕様や背景は経験を積まないとわからない部分も多いと思いますが、ユーザー視点を持って気付くことはできると思うので、そういった点では積極的に発言や提案をしていってほしいなと思います。
 
あとは、佐野さんは自動化が得意なのでそこは活かしていってほしいです。
全ての工程を自動化できるような案件は少ないのですが、一部分だけでも自動化する余地はたくさんあると思っています。自動化しにくい案件が多いからこそ、佐野さんの知見を活用して、さまざまな提案をし続けてほしいと思います。
自社内の進捗管理のツールも佐野さんが自動処理のベースを作ってくれたことがあるので、社内に対しても価値を発揮してくれるのではないかと思っています。

オフィスに出社している時には座席も隣同士で、
コミュニケーションを取りながら業務を進めています。

エムスリーキャリアで働く魅力とは?

エムスリーキャリアのQAグループの良さはどんな点なのかをお二人に聞いてみました。
 
佐野:前職と大きく異なる点は、QAに判断を求められることが多い点です。
これまではバグが出ていることがわかったら開発側がその後の対応を決めていたので、報告をするところまでが仕事でした。
ただエムスリーキャリアでは、このバグは直さなくても良いものであるとか、ここはテストが必要ない部分であるというような、QAとしての意見や判断を尊重してもらえることも多いので、そこはやりがいを感じる部分だなと思っています。
 
あとは、共有が行き届いていなかったり、ある課題がずっと解決されないまま放置されていたりということがどの現場でもあったのですが、エムスリーキャリアではそれを感じたことはないですね。
 
早川:QAグループだけが特別なのではなく社風なのかもしれませんが、なにか失敗してしまった場合やうまく進捗しなかった場合でも、個人の責任にするということがない点ですね。
何か課題があればそれを個人に任せきりにすることはせず、みんなで解決方法を考えていくという体制ができているのは良い点だと感じています。

最後に

エムスリーキャリアのQAエンジニアは、テスト工程だけではなく上流工程から参画し、裁量を持って業務に携わっていただくことができます。
また、若手エンジニアの方でも早期に活躍できるようなフォロー体制が整っておりますので、QA経験が少ない方や開発エンジニアからキャリアチェンジをお考えの方も是非ご応募を検討いただければと思います。

エムスリーキャリアの最新の募集状況については次のページをご確認ください。


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