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ゲストが知らない福井の○○は強みなのか?

こんにちは、福井のキャリコン宮下麻衣子です。

先週の主催イベントからもう1週間!まだ1週間?御礼やアンケートまとめや振り返りであっという間です。
イベント開催前後のnoteもよろしければご覧くださいね。

講演会のため、東京の株式会社マイコンパスの岩橋ひかりさんとスタッフの佐々木さんを福井にお招きしました。前日から福井県庁や企業との面談があり2日間ご一緒しました。

わたしたちは普段オンラインミーティングで会い、テキストコミュニケーションでやり取りしています。頻繁に双方向のやり取りあるので、直接お会いするのは2回目ですが”久しぶり感”は全くありません。

ですがやっぱりリアルの場の動き、伝わるモノ感じるモノは特別で貴重でした。一番実感したのは「熱量」です。そこからのスピード感。振動。仕事だけでなく雑談も含め、刺激的な2日間でした。

そして明るみになった、分かっているつもりで分かっていない、わたしの(福井の)思い込みをお伝えします。そこから見えたのは、自己理解に通じることでした。

 おすすめの食べ物はソレ!?

昼食はカツ丼とおろしそばのセット

福井に来たら食べて欲しいのは何だと思いますか?福井県民ならきっとこの答えが多いでしょう。

「ソースカツ丼」と「おろしそば」!!

福井はソースカツ丼が定番。噂によれば卵カツ丼よりもソースカツ丼のほうが先にできたとか!?
それと実は全国1位に美味しいのが「そば」。さらに「おろしそば」がソウルフード。

どちらも本当に美味しいのですよ。でも、ゲストが期待しているのはソレじゃないのです。

福井といえば海の幸!なのです。「福井に行く」と言えばほぼ「美味しいお魚食べてね」と返されるそう。

こちらでは普段食べているお魚が極上に美味しいから、特にお勧めするのを忘れてしまいます。カニだって冬じゃないなら旬じゃない。県民は食べない。でもゲストにとってはいつだって「福井でカニ!」が特別感なのでした。

おすすめしたい食べ物がニーズにない。他県からみた福井の食の王道は「お魚、カニ」なのでした。
(※もちろん食後は「美味しい」と満足していただきましたよ!)

稲と麦はセットじゃなかった!

車から見える麦畑

わたしは子どもの頃から田んぼに囲まれて育ちました。稲作じゃない年は麦畑を見てきたので、稲と麦はセットで栽培されるものと思い込んでいました。

緑いっぱいのフサフサな麦畑を初めてみた佐々木さん。後部座席で「むぎ!?」と驚いたのに驚き返すわたしでした。

全国にある田んぼ。麦畑は全国的にないのですね。当たり前の景色が当たり前じゃなかったと知りました。

余談ですが、個人的に麦畑の金色が大好き。収穫の時期には、国語の教科書に載っていた福音館書店の「むぎばたけ」のお話を思い出します。これからは、東京から来た佐々木さんのことを思い出すでしょう。

「地味にすごい」はメジャーになる?

福井県庁で、ひかりさんと

もうすぐ開通する新幹線のPRで「地味にすごい福井」がキャッチコピーになりました。そう、福井ってナンバーワンがたくさんあるすごい県なんです!

運営する「福井しあわせライフキャリア推進会」でも、女性の就業率ナンバーワン、幸福度ナンバーワンを切り口にしています。
福井のポテンシャルは本当に高い。すごい。可能性大。本気でそう思っているので「福井から日本を変える」も大袈裟ではありません。

ただ今回の思い込みから気づいたように、「自分の思う強みは他者から見た強みとは違う」ということ。よく聞くフレーズですが改めて。自分のことは自分ではよく分からない。

地味にすごいことは内から発信しないと気づかない。アピールの仕方を工夫しないと相手に響かない。さらにメジャーになるには、県内だけに留まらない発信力、影響力、仕掛けが必要。ソースカツ丼がなぜメジャーにならないのか、県民おすすめ定番であんなに美味しいのに。

それよりも、お魚。「福井は海の幸」と教えてもらう強みが、やっぱり分かりやすく期待に応える近道なのでしょうか。カニはメジャーだけど冬だけだし(という思い込み。本音は地味にすごいところを認めて欲しい。)。

これは自己理解と同じことですね。思い込みや強みに気づかせてくれるのは他者との関わりからです。自分にしか知らない強みは工夫して発信しないと伝わらない。誰でも分かる強みは期待に応えやすいところ。ズレない自己理解。

他者を通して自分を知る。だからMYコンパスのN対Nのキャリア支援が深くて面白い、と思うのです。
ただいま県採択事業の「ライフキャリア講座(MYコンパス監修プログラム)」の開講に向けて準備中です!

最後までお読みくださりありがとうございました。

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