「気づきを促す」は、ふさわしくない
こんにちは、キャリアコンサルタントみやぽんです。
今週ついに我が家も隔離に。わたし自身は元気ですが、講師の仕事はキャンセルに。フリーランスの身でツラいところ。
でも、まとまった時間ができたので、前倒しでどんどん進めていきたいと思います。
キャリアコンサルタントの学びの場
さて先日、野口英雄先生主宰『キャリアコンサルタントの仕事塾』に参加し学ばせていただきました。
そういえば目の前のことにかまけて、キャリコンのための専門的な学びの場に参加するのは久しぶり。最近はもっぱら動画視聴などで”ながらインプット”が多かったと反省です。
仕事塾は、さすが高度な学びで、理解しきれていない部分も多かったと思います。というのも、自分が「わかっていない」とは自覚しにくいもの。
「何がわからないかわからない」ことが多いから。なまじ知っている、なんとなくわかったつもり、が多かっただろうと客観的に思います。
それでも新しい視点や理解を深められたことがあり刺激的でした。
「気づき」とは
特に印象的だったことは、「気づきを促す」という言い方はふさわしくない、ということ。
わたし、しょっちゅう使ってました。
先生曰く、「気づきは人から与えられるものではなく、勝手に気がつくもの。」
おっしゃる通りだと思いました。
カウンセリングでは多くの人が、「やりたいことがわからない」といいます。でも実は「やりたいこと」は元々持っていてそれに「気づく」かどうかです。
ほとんどの方は、話しているうちに、内側に持つ「やりたいこと」の源泉に自ずと気づきます。私が促して”気づいて”いくものでは無いんです。
自分が発する言葉で色んな思考が整理されていき、自分の中で根拠や意図が見えてきて、点と点がつながるように線になり「やりたいこと」に紐付けされていくイメージ。
ちょっとこの辺の言語化が未熟ですが、伝わるかな?
だから、「気づきを促す」は違う。まして「与える」も違う。
「促す」関わりじゃなく他に何の言葉が合うか、といったら、まだしっくりくる言葉が出ません。
もっと自分の言葉の質も上げていきたいです。
言葉の質が上がると会話の質、つまりカウンセリングの質が上がるはずです。だってクライエントの言葉にならない思いを顕在化するのがキャリコンの仕事だから。
私が常日頃使う言葉の意味、意図。無意識なものもあるはず。これは「セルフモニタリング」のトレーニングですね。
自分の内面の感情も表現している言葉も、中と外が一致しているかも、ひとつひとつ丁寧にモニタリングしていく。
言葉に想いを正しく乗せていけるように、一生学び、一生研鑽ですね。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました!
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