誰からもかまわれない人をかまってしまった話
これは数年前の話になります
私は駅のホームで電車を待っていた
すぐうしろには改札へ続く階段があり
その階段と黄色い線の間はかなり狭い
その狭い間で待っているのは私一人だった
そこへ年齢不詳の男の人が現れ
私の顔をチラッとみて割り込みをしてきた
真前に立たれて私はイラッとしてしまった
「わざわざここに来る意味がわからない」
負けない
そう思ってしまい
この変な人と私の前列争奪戦が数分繰りひろげられてしまった
(やめろ)
そして私は負けた
負けたというかやっと冷静になった
この変な人は私にかまわれたいだけ
普段誰からもかまわれず誰かにかまって欲しくて
他人が嫌がることでも平気でするんだと思う
とにかくどんなことでも相手から反応をしてもらえることが嬉しい人なんでしょう
知らんけど
電車に乗ってからも視線を感じたが視界から消しました
今回はかまってしまったので私の負けだが
絶対にこんな人かまってはいけない
私たち違う世界で生きましょう
スルースキルがちょっぴり上がった日の出来事です
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