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飽きたくないならそわそわすればいい

落ち着きがないのは、サッカーがあるからだ。

プレイヤーだった時期こそ小中学校だけだったが、昔からサッカーがすきだった。物心ついたときから、家に日本代表のユニフォームを着た父がいたことも関係しているだろう。

2002年のワールドカップ決勝でオリバー・カーン擁するドイツが負けたときには、手もつけられないほど号泣した。

きょうは日本代表のワールドカップ出場が決まるか決まらないかという大一番。帰ってからみるので結果は黙っておくように。

おかげで1日じゅうそわそわしていた訳だけれど、なんともハリのある日になった。

遠足の前の日みたいな、映画がはじまる前みたいなあの感じ。落ち着きがないんだけど、頭は冷静で冴えている感じ。

毎日がこうだったら、どんなに愉快な人生だろうと思った。

よくいわれることに「年齢が上がるたびに時間の感じ方が早くなる」というのがある。

その原因を僕は「慣れすぎたこと」だと思っている。慣れたことが増えるたび、日常に新鮮味がなくなる。同じコースを走り続けているみたいに、みたことある景色のくり返しになる。飽きている状態だから、毎日が「消費」されてしまう。

つまり、「そわそわ」していないのだ。

「そわそわ」するときは、緊張したり、たのしみだったりするときだ。慣れたことのくり返しではなくて、どこかに新しさがあるときだ。慣れたことをくり返すだけなら、緊張するはずないのだから。

「そわそわ」は、心と日常のアクセントになる。味気ない日々をピリッとさせる。活力を与えてくれる。

「そわそわ」を追い求めていけば、いつまでも飽きのこない人生にできるんじゃないか。

そんなことを、まだそわそわした頭で思った。

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