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ロングバケーション

1日会社を休んだら、次の日にはちゃんと出社すると思っていました。
できると思ってたし、それが当たり前のことでしょう。

が、翌日起きたけど、気持ちが上がらない。
あるあるですね。
でも諦めて、あと少しでやってくる週末を考えながら仕事に行くんです。

でもできなかった。
どうしてもできなかった。準備しようと思ったら涙が出てきた。
なので、また休みました。

明日は行かないとね。
と考えつつ寝ようとしたら、ふいに口をついて出てきました。
「死にたい」・・・・・

言った私が驚きましたね。
人生の折り返しはとうに過ぎましたが、今までそんなこと思ったこともなかった。
あったのかもしれないけど、それは本気ではなかった。
もう忘れてるくらいですから。

朝が来て何とか出勤しました。
仕事は山積みですよ。
2日休んだらそらそうだ。こんなこともう何回も経験済です。
淡々とこなすしかないんです。

でもなぜか泣きそうになりながら、仕事してました。
帰りたくて、帰りたくて必死に堪えていました。

これおかしい。
やっと気がつきました。
気の持ちようだと言い聞かせましたが、どうにもこうにも心身疲れ果て・・・
震える手で病院の予約をしました。

「休職」の診断出ました。
とりあえず1ヶ月。

「休んでいいよと言われ、8割ホッとしました」
と言ったら
「でもまだ2割残ってるよ」とドクターに返されました。
そっか、8割じゃダメなのね。

全身が痒くて痒くて掻きむしったのは、冬によくある乾燥肌ではありませんでした。
自傷行為の一種だって。

高波に襲われた夢も、早く寝ても絶対明け方に目が覚めるとか。
つい最近の色々なことが、点と線で繋がりました。

今日から長い休みに入ります。
こういうの、神様がくれた休暇ってセリフあったなと思いググりました。

そう!「街中からOLが消える」と言われていた伝説のドラマ
「ロングバケーション」だ!
思い出した。

「何をやってもうまくいかないときは、神様がくれた長いお休みだと思って、無理に走らない、焦らない、頑張らない。」 

うぅ・・・当時は「良い話や」とだけしか思ってなかったけど、
今聴くと染みる。



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