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昨年度「自分の指揮法」振り返り

今後しばらく昨年度の振り返りを、省察も兼ねてまとめていこうと考えています。後で見返す意味でも可視化した方が色々使い良さそう。それでは今回もナラティヴに書いていきましょう。

1.振った曲たち

昨年度は本番で指揮を振ることはなかったとはいえ、レッスンだけでも改めて振り返ると曲自体はたくさん!

・大地讃頌(佐藤眞)
・虹(信長貴富/森山直太朗)
・Ave Maria(アルカデルト) 
・believe(杉本竜一)
・ex sion(ラインベルガー)
・25の練習曲(ピアノ)より10数曲(ブルグミュラー)
・交響曲100番「軍隊」第1楽章より抜粋(ハイドン)
・交響曲第36番「リンツ」第1〜3楽章(モーツァルト)
・交響曲第1番第1、2楽章(ベートーヴェン)
…その他名前なき練習曲など

譜読みしたが振ってない曲
・クリスマスのための4つのモテット(プーランク )
1. o magnum mysterium
4. hodie christus natus est
・sicut cervus(パレストリーナ)
・jesu meine freude bwv227(バッハ)
・インヴェンションより1番(バッハ)
・La Serenata(トスティ)
・千本桜(黒うさP)

なんといっても合唱以外もたくさん振っているというところが肝。今年度から新しい先生にも習うようになったうえ、習ってる先生方は2人ともオケやブラスバンドをしっかり振ってる。レッスン内容も下半期はほとんどシンフォニーだったので指揮法も大きく変わっていきました。具体的な変化といえば…

2-1.「円」に逃げない!

これが一番大きな変化なのかなあ。合唱だけを振っているとどうしても円運動(手を回して拍を取る運動)に頼ってしまうことが多々ありました。変に図形を振るより歌い手は歌いやすかったりするんですよね。ただ昨年は基礎の徹底や器楽との力の使い方の違い等々を理由に、円運動を使う場面は限られていきました。特にシンフォニーを振るようになってからはあくまで図形の中で何をするかをかなり意識して振っていたような。なにより本番に向けてではなく自分の指揮法の練習なので「このメンバーだとこう振った方が音が豊かになる」みたいなイレギュラーなことを考えずに技術向上できたことが成果につながっていったように感じます。

2-2.よりシンプルに

若干被りますが、上述と同じ理由で指揮の中の情報量を整理できるようになったのかも?情報が減ったと言うよりは最適化されていったというか。全部出さなくてもここは歌ってくれる、みたいなことが不思議とリアルじゃ無い練習の方が考えやすい。より綺麗な図形や基礎を徹底したからこそ物差しもはっきりしてきたのかな?
また、先ほど挙げた練習した曲は上から順になります。だいたいブルグミュラーが9月とかなので、半年以上合唱を振っていなかったんですね。ちょっと危機感を覚えて最近またレッスンで合唱を振ってみたら、大学4年生の時とはだいぶ変わった。今の自分の指揮でどんな音楽が鳴るのか、振ってみたいところではあるのですが生憎場所が無い!週3、4も指揮を合唱相手に振れていたのは本当に恵まれていたんだなあ。

3.まとめ

急遽振り返った手前今回は少し短めの記事になってしまったかな。まあここで全てを省察しきれることなんて有り得ないので、良しとしましょう。まとめると昨年度は合唱しか振ってこなかった人間が、ピアノやオーケストラの楽曲に初めて向き合ってきた1年間、好きな曲もたくさん増えました。そう考えると自分にとって中々のターニングポイントだったのでは?大学院生でいる間に学んだ指揮以外の教育・学習理論や声楽も、指揮に還元されていることは結構あるんじゃないかなと思ってます。今年度で学生はやっと最後になるけど、探求・省察を怠らずに楽しんでいこうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました🙇‍♀️

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