アツくてクサい邦楽を聞いても恥の無い生涯を送りたい
自分に負けないように、アイツに勝つ為に頑張っていたら自然の暴力に負けた
2024年8月29日.ニュースでは台風の上陸について、ひっきりなしに取り上げられていた。不穏な空気を感じ取った僕は、9月1日に香川で行われる全日本学生トライアスロン選手権のスタートラインに何としてでも立つ為に四国にどうやって上陸するかを考えた。
明らかに飛行機は飛ばなそうだし、行くとすれば陸路か。計画運休に入る前に神戸まで行き、淡路島経由で四国に入るのが一番安全か?瀬戸大橋は通行止めになりそうだな。なんて考えながらロードバイクを集荷に出した。
2024年8月29日午後5時.日本学生トライアスロン連盟のポストで考える事をやめた。
大会が中止になった。不思議と悲しかったり、悔しかったりする気持ちはなく、呆気ないもんだなと、納得するまでには時間は掛からなかった。どうやって、色々なものに勝っていくかを考えていたら自然の圧倒的な力にボコボコにされた。誰も悪くない。仕方がない。
次の事を考えてる方が面白い!
2024年8月30日午前3時.朝目が覚めて、車を出し朝スイムに向かった。この日の朝、サボったら恥ずかしいなと思った。
29日のInstagramは同じ学生トライアスリートの阿鼻叫喚で溢れていた。皆んなここに賭けていたんだろう。大会がなくなって無気力になるやつ。次の目標に向けて、すぐ立ち直るやつ。エントリー料が返ってこなくて嘆くやつ。色んな人がいた。(これに関しては、規約にも書いてあったようなので運営は悪くありません。ただ、みんなのコメントが面白かった。)ここまでやってきた事が無駄だったのだろうかと思う人も。僕は何も思わなかった。割と無気力ではなく、どちらかと言えば次のやりたい事を考えてた。
少なくとも僕は生きてる上でMOROHAや竹原ピストルを聞いても恥の無い人生を送りたい。ただそれだけだ。今を頑張って次の今に向けて努力し続ける。その中でインカレみたいなご褒美がある。今回はたまたまそれがお預けになっただけ。
だけど、そう考えるのが辛い人もいるだろう。そういう人は休めばいい。また頑張りたくなったら頑張ればいい。社会は割とそれを許してくれる。
最後に
僕は平成14年生まれの22歳である。高校3年生の時のインターハイは中止になり、結果として大学4年生のインカレも中止になった訳だ。正直に言うとこれを不幸だと少し思ってしまった。だが、これから言う気はさらさら無い。これを言い出すとシャバイ大人になる気がするから。
本当の最後に、直前まで大会の開催の尽力してくださった、日本学生トライアスロン連合や大会運営、準備に携わった全ての人感謝申し上げます。
さて、次はどんな面白い事に挑戦しようかな⁉︎
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