独学でナンタケットバスケットを作る方法

みなさんはナンタケットバスケットをご存知でしょうか?

バスケットというとカジュアルな印象がありますが、ナンタケットバスケットはバスケット界のエルメスとも呼ばれているようにエレガントです。

私が初めてナンタケットバスケットを知ったのは、雑誌のFOXEYというブランドのページだったかと思います。

上品な装いにも合う素敵なバッグだったので、すぐに欲しいと思いましたが、探してみてびっくり。

「こんなに高いの!?え、ゼロひとつ多くない?

バスケットなのにこんなにするのか。

でも、どうしても欲しい…。」

色々調べていくうちに、どうやらナンタケットバスケットは、買うだけでなく、自分で作る方法もあることを知りました。

「よっしゃ!

作ったる!

これなら材料費だけで済む!」

とテンションが上がったのも束の間。

探しても探しても、具体的な作り方や材料(ナンタケットバスケットキットのようなもの)を販売してるところが見つからない。

ナンタケットバスケットのお教室はたくさん見つかりましたが、受講料が1日3万円だったり、お月謝が2時間5千円+材料費だったり…。

しかも、作れるのはキャンディバスケット(キャンディしか入らないようなちっちゃいやつ)のみ、なんてところばかり。

「私はバッグが作りたいんだ!

自分が持ち歩けるバッグを!

正直、月謝とか余計なお金使いたくないし(お教室の先生方すみません)」


私の中では、

ナンタケットバスケット愛用者=お金に余裕のあるマダム

という勝手な印象があったので、一円でも安くナンタケットバスケットを手に入れようと奔走してるやつなんて私くらいしかいないんじゃないかと思いつつ…(笑)。

自分が作りたいものを材料費のみで作りたい、その一心で探しまくりましたが、見つからず。

それでも諦めずに探した結果…


海外のサイトで発見。

個人輸入しました。

その名はD.E.L.Sさんです。

from マサチューセッツ(ナンタケットバスケットの故郷)。


全文英語のサイトですが、Google翻訳でなんとかなりますし、メールすれば質問にも親切に答えてもらえます。

サイトには、バスケット作りに必要なものが全て入っているバスケットキット(作り方の説明書入り。ただし、全文英語)もあれば、モールド(台座みたいなやつ)やハンドルなどパーツ単位での注文も可能です。

装飾パーツも含め、かなり色んなものがあるので、見ているだけでも楽しいですよ。

画像1

こちらが、キットに同封された説明書。

ところどころ写真もあります。

YouTubeにもD.E.L.Sさんの動画があるので、それも参考になると思います。

マイナスポイントといえば、配送料が2万円くらいすること。

なので、作りたいものが色々あるならまとめ買いがオススメです。

海外からの個人輸入なんて初めてだったので、数万円分買ったはいいけど本当に届くのかソワソワして待っていましたが、無事届きました!

届くまで1ヶ月のときもあれば、数ヶ月のときもありました(尋ねてみたら、パーツが欠品してると木から作るから時間がかかるらしい)。

いつ頃になるかメールすれば答えてくれるし、信頼できる安心安全な会社です。

しかも発送時に追跡番号まで知らせてくれたのは本当にホッとしました。

ポチった後しばらくして見た時にサイト消えてたらどうしようとか疑ってごめんなさい。

D.E.L.Sさんには本当に感謝しかありません。


と、ここまで材料の入手方法について書いてきたわけです。

材料については、お教室で使うものと海外から輸入したもので大差ないと思います(おそらく。笑)。

では、自宅で作るナンタケットバスケットとお教室で先生から教わって作るナンタケットバスケット、何が違うのか。

それは、知識や技術だと思います。

キットに同封された説明書があるとはいえ、私は英語が出来るわけでもないので、編んでいるうちに

「何が言いたいのか分からない…お教室で先生の技を盗んでくるしかないのか…」

と弱気になったことも事実。

ネットにもナンタケットバスケットの作り方って全然ないんです。

情報規制されてるのかと思うほどない。

でも、ついに出たんです!

2020年6月に発売された、「ナンタケットバスケットの技法書」

先生に聞きたいことが全て書いてありました。

写真付きで、ナンタケットバスケットの作り方の教科書と呼ぶに相応しい本です。

4千円くらいしますが、その価値はあると思います。

材料はD.E.L.Sさん、先生は「ナンタケットバスケットの技法書」。

これで問題なくナンタケットバスケットが最安値で作れます。

パーツの名前すら分からないレベルの私でもなんとか出来ましたので、私のようにコスパも意識してナンタケットバスケットを作ってみたいという方のお役に立てたら幸いです。




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