11/8 立冬

寒さが強くなってくる時期。

漢方では、エネルギーの消費を抑えるために栄養成分を貯める時期とされています。積極的に外へ外へと行動するのではなく、静かに過ごすのが良いとされています。


五臓のうち、冬は腎と関係性が強い時期として考えられています。腎は人間の成長や老化に深く関係しています。冷えにより、腎の働きが弱りやすくなるので、しっかり冬の冷えから体を守らないと老化を促進すると考えられています。


黒ゴマ、黒豆、黒米、黒キクラゲなどの黒い食材や、くるみ、栗、松の実、クコの実、桑の実、カシューナッツなど果実・ナッツ類など良いとされています。

まだまだ暑さも感じさせますが、どんどん寒暖差がついてきて風邪などひきやすい季節になってきています。


・黒ごま

ごまのタンパク質は必須アミノ酸を何種類も含み、栄養価が大豆に匹敵するほど高いとされています。
カルシウムや鉄、ビタミンなどをバランスよく含んでおり、滋養と強壮に良いです。

カルシウムと鉄は、貧血予防になり、強壮・強精・疲れ目などにも有効です。

すった黒ごまに、小麦粉とはちみつを加えて練ったものを蒸して食べると便秘解消になりますよ。


・黒豆

栄養価が高く、良質なタンパク質にはアミノ酸が豊富に含まれています。

黒豆を煎じた汁は咳や声かれに有効とされています。

利尿効果もあり、解毒作用も期待できます。


鍋が合う季節がやってきたな、と思います。
注意したいのは、鍋の出汁です。
美味しくて汁まで飲み干すと塩分が気になりますよね。
できれば、昆布で出汁をとり、ポン酢などで食べるとよりヘルシーに食べれるのではないでしょうか。

お野菜やお肉、お豆腐などバランスよく食べるのも意識してみてくださいね。


参考)食べて治す医学大辞典

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