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【成功の第一歩は「成功を定義すること」】


「どうすればいいと思いますか?」
と聞かれることが多い仕事をしていますが、
「どうすればいいか?」は、
「どうなりたいか?」からしか導き出せないので、
まずは「どうなりたいか?」の解像度を
上げるためのヒアリングをしていきます。

そうすると大体、
「多くの人に知ってもらいたい」とか
「安定した売上が欲しい」といわれますが、
「じゃあそれってどれくらいですか?」
というところは曖昧です。

これは「目標設定あるある」なのですが、
目標の立て方で有名なのが、
「SMART目標」ですね。

Specific:具体的
Measurable:測定可能
Achievable:達成可能
Relevant:納得性がある
Time-bounce:期限が決まっている

この5つの条件を揃えていることが、
良い目標設定の一つの基準だと。

では、SDGs=持続可能な開発”目標”は、
このSMART目標になっているのかどうか。

SDGsは17の目標と、
169のターゲットからできているのですが、
169のターゲットについて
あまり知らないという人もいます。

たとえば、第1の目標である
「1.貧困をなくそう」
は、SMART目標ではありません。

具体的でも、測定可能でもないし、
期限も決まっていないからです。
達成可能かどうかも定かではありません。

そんなぼんやりとした雑な目標の
解像度を上げるために設定されているのが、
「ターゲット」です。

ターゲットを紹介すると
(長いですので、読み流してください)

===========

1.1 2030年までに、
現在1日1.25ドル未満で生活する人々と
定義されている極度の貧困を
あらゆる場所で終わらせる。

1.2 2030年までに、各国定義による
あらゆる次元の貧困状態にある、
すべての年齢の男性、女性、子どもの割合を
半減させる。

1.3 各国において最低限の基準を含む
適切な社会保護制度及び対策を実施し、
2030年までに貧困層及び脆弱層に対し
十分な保護を達成する。

1.4 2030年までに、貧困層及び脆弱層をはじめ、
すべての男性及び女性が、
基礎的サービスへのアクセス、
土地及びその他の形態の財産に対する
所有権と管理権限、相続財産、天然資源、
適切な新技術、マイクロファイナンスを含む
金融サービスに加え、経済的資源についても
平等な権利を持つことができるように確保する。

1.5 2030年までに、
貧困層や脆弱な状況にある人々の強靱性
(レジリエンス)を構築し、
気候変動に関連する極端な気象現象や
その他の経済、社会、環境的ショックや
災害に暴露や脆弱性を軽減する。

1.a あらゆる次元での貧困を終わらせるための
計画や政策を実施するべく、
後発開発途上国をはじめとする
開発途上国に対して適切かつ予測可能な
手段を講じるため、
開発協力の強化などを通じて、
さまざまな供給源からの相当量の資源の
動員を確保する。

1.b 貧困撲滅のための行動への投資拡大を
支援するため、国、地域及び国際レベルで、
貧困層やジェンダーに配慮した開発戦略に基づいた
適正な政策的枠組みを構築する。

===========

「貧困を無くそう」よりは
だいぶ解像度が上がった気がしますが、
それでも、まだまだぼんやりしますね。

とくに、目標設定として難しいのが、
Achievable:達成可能
の部分です。

たとえば、

「1.1 2030年までに、
現在1日1.25ドル未満で生活する人々と
定義されている極度の貧困を
あらゆる場所で終わらせる。」

この目標一つ取っても、
達成可能かどうかといわれると、
よくわからないわけです。

じゃあ、どうしたらこの目標を
「達成可能だな」と思えるのか。

その解像度を上げていくのが、
実は最近僕が頻繁に宣伝している

#1 [Hack 4913 Visions For 2030]
https://fb.me/e/2eov3XwUK

です。

「貧困を無くそう」という
壮大な取り組みであっても、
その本質を丁寧に解きほぐしていったり、
さまざまなアイディアを組み合わせていくことで

「達成可能だな」

と思える瞬間がきっとあるはず。

目標設定が苦手な人は、
ぜひHack4913に参加して、
「目標設定の練習」をしてみませんか?

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