みぞれちゃん

冬の海みたいな、そばにあって、でも掴めなくて遠い、あたたかな孤独を感じるような文章を紡…

みぞれちゃん

冬の海みたいな、そばにあって、でも掴めなくて遠い、あたたかな孤独を感じるような文章を紡ぎたい

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もう会えない人に、いない人に、今は届かない言葉を繰り返しては、私の脳内で作り上げたその人からどんな返事が返ってくるか何度も考えるそんな日々

    • 今夜も好きな人がいい夢を見られますように。絶対にいい夢を見られますように。

      • ほんとうの

        夢の中の世界が本当の世界なら、あの時確かに私と君は山の近くを走る電車のボックス席に揺られていた。 君の夢の中の世界も本当の世界なら、あの日私と君はどこかのスーパーで買い物をしていた。 夢の外の偽物の世界では、シャンパンゴールドの車が君と私をどこか遠くへ運ぶ。

        • 好きな人好きすぎるから色違いとかシークレットも欲しい♪コンプリートセットない?

        もう会えない人に、いない人に、今は届かない言葉を繰り返しては、私の脳内で作り上げたその人からどんな返事が返ってくるか何度も考えるそんな日々

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        • 日記
          10本

        記事

          あなたが幸せになれない世界、私がきっと壊すから

          あなたが幸せになれない世界、私がきっと壊すから

          ドライブ

          現実逃避をするようにドライブをする。 仕事、人間関係、生活、人生。たくさんの逃げたいもの。 今日も私は逃げたい現実を片道1時間かけて家まで迎えに行っては、逃げたい現実を助手席に乗せてアクセルを踏む。ハンドルを切る。 つづら折りのS字カーブ。もはやN字カーブ。敷かれたレールはないけれど、間違ってはいけない黄色のラインに沿ってハンドルを丁寧に少し動かす。カーブの先に街の夜景がきらめく。2人を乗せたワゴンは絶望と希望に挟まれた盆地に降りる。 助手席に乗っている避けられることの

          私だけが居ない私の世界で

          私が私で見る世界はいつだって私は居ない。私だけが居ない。 言うまでもない私自身が見ている世界が、私の世界だから。 そんな世界でも、鏡や水面を見ずとも私がいる世界があって、例えばそれは君の世界。 君の世界に君は居ないけど私がいる。 君の話の中に私が出てくる。 その時私は初めて、私だけが居ない私の世界でも私が実在していることを感じる。 すごく落ち着かない気持ちになる。 鏡に映らない私を私自身は見ることができる。 君の世界に映る私の輪郭を見る。 誰かを通して私を見る。 誰かの

          私だけが居ない私の世界で

          好きな人が、悲しげに遠くを見る時に隣にいたい

          好きな人が、悲しげに遠くを見る時に隣にいたい

          40℃ぐらいの 温かい ×× は 近くて 遠い

          40℃ぐらいの 温かい ×× は 近くて 遠い

          海沿いに住みたい。海沿いに住めば私が流した涙をやがて君が見て綺麗な海だなって思ってくれるから。

          海沿いに住みたい。海沿いに住めば私が流した涙をやがて君が見て綺麗な海だなって思ってくれるから。

          この国には思い出が多すぎるから、どこか知らない国に引っ越したい

          この国には思い出が多すぎるから、どこか知らない国に引っ越したい

          2024/6/??

          夢を見た。 私の車は海沿いの道を走っている。 私は助手席に、男の人が運転席でハンドルを握っている。 助手席の窓から外を見ると、ガードレールの向こうには青い海が見えた。青い海の上には青い空があった。運転席の窓の向こうには緑の葉を付けた木々が通り過ぎて行く。 2人を乗せて車は走る。いくつものゆるいカーブや上り下りを繰り返す。少し複雑な地形らしい。 運転席の彼は真っ直ぐ道路の先を見たまま、左手を伸ばして私の右手を探す。ブレーキレバーの無い2人の間に繋いだ手が置かれる。(私のワゴ

          金山の池袋

          ここは金山の池袋。桜並木は無し。古着屋も無し。 1時間半前に飲んだはずの睡眠導入剤は効き目が現れず、眠れずにいるなう(2023/04/29 06:12:39) ミルクティーで飲んだのがそんなに悪かったのか? でも紅茶花伝はいつも通り美味しかった。 始発の電車の音が聞こえる。 今日がはじまる。 共依存心中ハッピーエンド。 隣で寝ている恋人の口と鼻を濡れタオルで塞げば死ぬのかなと思う。でもそしたら誰が私のことを殺してくれるのだろうか。試しに自分で首を絞めたけど当たり前に苦し

          神格化

          神様は手が届かないほど美しい。 美しいのは、私たちの心の中で美しいところしか見てないから。神様以外が美しくないのは美しくないところも見てしまうから。 生きている人間を神格化するのはきっとおかしいのだと思う。 時間が経てば経つほど記憶の中でいくらでも美化できる。 時間がたてば美化できるのに。 触れたくなかった。 私たち人間と同じなんで嫌だ。 そんな人間ぽいところ見たくなかった。 見たくなかった。 見たくなかった見たくなかった見たくなかった知りたくなかったしりたくなかったしり

          かけがえのない、

          殴って欲しいしめちゃくちゃにして欲しいし傷だらけにして欲しい。君と私が居た証拠を物理的に遺しておきたい。痛みを感じていたい。 データじゃ足りない。0と1の羅列はつまんない。DNAまで書き換えたい。 生きていた証拠を、 私と 君が 君の 私に 君で 一緒に 世界に。

          かけがえのない、

          死と生の相互内包

          人に怒ることよりも「幸せになってね」って祈ることの方が増えて、そうしたら自分の心にもかなりゆとりができて私も幸せ。 例えば車を運転していて、割り込みとか煽り運転に怒るよりも、譲ってくれた、優しくしてくれた人に「いいことありますように」って祈る。 カリカリ生きたくないし、生き急ぎたくない。 ゆったりと「死」を受け入れた人生を歩みたい。 「生」は「死」を内包し、同時に内包されているので。

          死と生の相互内包