見出し画像

【秘境話10】1800。(湯ノ峰)

今回は、観光できる時間があまりない事を考慮して”宿から出ればそこは観光地”な場所に滞在しました。

湯ノ峰温泉に泊まれば、少なくとも、温泉粥と温泉は保証される…という目論み通り、全日程、昼間の用事を済ませ、やる事をやったら、温泉三昧です。

熊野本宮大社近辺には、大きく川湯温泉、渡瀬温泉、湯ノ峰温泉と3つの温泉地があります。

そのうちの1つ、湯ノ峰温泉が個人的にはお気に入りだったりします。

本宮町方面で、個人的によく行くのは、渡瀬温泉の大露天風呂だけれども。
白浜空港〜わたらせ温泉大露天風呂まで大体1時間半かかるかどうかです。

画像2

わたらせ温泉大露天風呂
〒和歌山県田辺市本宮町渡瀬45−1

ぷらっと立ち寄りに最高です。


湯ノ峰温泉は、白浜空港から車で1時間ちょっと…とGoogle先生は仰っていますが。
私は1時間半ほどかかりました。

画像1

湯ノ峰温泉は、古くから熊野詣くまのもうでの※湯垢離ゆごりの地として、多くの旅人の疲れを癒してきたそうです。
開湯1800年の日本最古の温泉地とも言われています。

湯垢離ゆごり:お湯に浸かって、身を清めること。

画像3

そんな歴史のある温泉地。

「どーせ宿泊はお高いんでしょ?」

と、言う声が聞こえてきそうですが、ご安心を。

ゲストハウスもあります。

ジェイホッパーズ  熊野湯ノ峰
和歌山県田辺市本宮町湯峯161

お風呂は、貸切の温泉。

画像4

画像5

朝は温泉粥が無料でいただけます。
※夜は、白米が頂けますが、いつも私はここに宿泊する時は、近隣の方との会食とかぶってしまい、タイミングが合いません。

画像6

矢筒で茹でた卵と、※じゃばらサイダーを添えれば、豪華な朝食の完成です。

画像7

じゃばら:和歌山県の北山村原産の柑橘系果実。味は柚子っぽく、風味が強いのが特徴。花粉症に効果あるとかで、現在は、認知度も高く、かなり人気があるのだとか。紀伊半島行くと必ず飲んでしまいます。
矢筒
和歌山県田辺市本宮町湯峯
「ゆで卵なんて、どこで作るの?」

矢筒で作ります。

地元の人に、

地元の人「あれだけ(沢山)、本宮行っててまだやってなかったん!?(笑)」

と、笑われてしまいましたが。

お恥ずかしながら、私は、この矢筒の存在を知ったのは、つい1年くらい前のことでした。

今回、湯峯に訪れたら、絶対にやろうと決めていた事のひとつです。

画像8

公衆温泉の目の前の階段を降りて、画像左側の木の枠組みの部分が矢筒です。
常時90度程度の温泉水が沸いています。

湯ノ峰温泉街には売店もあるので、卵を手に入れたら、ネットに入れて矢筒に投入しましょう。

温泉卵は大体5分ちょっと。
ゆで卵は大体10分。
お野菜も茹でられます。
湯峯で卵を買うと、大抵は初めからネットに入った状態の卵が手に入ります。

画像9

これを茹でた翌日。龍神地鶏の卵を地元の方に頂いたので、こちらを茹でてみました。

画像18

普通の卵と比較すると、龍神地鶏の方が小ぶりですが、黄身の比率は龍神地鶏の方が大きかったです。

画像19

湯ノ峰温泉 公衆浴場
〒647-1732 和歌山県田辺市本宮町湯峯110

4年前に行った時は、少し古い建物だったのですが。
今年になってから建替えをしたようです。

画像10

普通の温泉と、くすり湯。
家族風呂もあります。

今回、くすり湯に入ってみました。

画像11

湯の花の化石デカイ…。

画像12

くすり湯の方は…。
温泉の濃い匂いがして、効いてる感じがしました。(←何にだい?)

つぼ湯

紀伊半島7回目の正直で、漸く入湯できました!!

つぼ湯は、温泉では世界で唯一、世界遺産に登録されています。
公衆浴場でチケットを購入してから受付ます。

画像13

受付で番号札を貰ったら、自分の順番の時には必ず、つぼ湯前のベンチに居ないと順番を飛ばされてしまうので注意が必要です。

画像14

画像15

順番が来たら、入り口前で履き物を脱ぎ、いざ入湯。

画像16

結構暑いので、水で調節しながら入ります。
そして、どんどん温泉が湧き出している場所でもあるので、水で薄めてもしばらくすると温度は上がります。

画像17

多い時で1日7回はお湯の色が変化すると言われてる温泉。
私が入った早朝6:30位は、乳白色でした。

画像20

湯峯は、本宮町の大きな道路より、少し山を登りますが、かなり面白いので、おすすめです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?