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ライターの新しい「価値」と「在り方」を創りたい_(2)試行錯誤の足跡

一つ前の記事では、「ライターという職業」についてお話しました。

試行錯誤の足跡

次に、この記事では、僕がライターになってから手探りで実施した2つの「自主企画」についてご紹介します。当時は、自分でもなぜこんなことをやるのか、どう転がっていくのかまで見通しを立てられていませんでした。

ですが、今になってその意味づけができるようになり、自分の言葉で語れるように。

個人向け取材サービス 「みんな主人公計画」

「企業から依頼をいただき、取材と執筆を繰り返すサイクルの中でずっともがいててもダメだ。別のステージを自分で作り出さなきゃ」

漠然とそんな気持ちが自分を支配していました。
そんな僕の心の底から湧いてきた(そんな大層なものじゃないんですけど)タイトルが「みんな主人公計画」です。

実際に書いた記事はこちら。
つまりは、企業ではなく「個人」向けの取材・執筆サービスを始めます、ということ。

深夜、1人で熱くなって書きました。でも、ちょっとまだ自信がなくて、SNSでシェアすることもせずに、noteを読んでくれた人にだけ伝わって。

それでも嬉しいことに、読んでくれた知人がSNS上でご紹介いただいたりもして。「あ、このアイデアいいかも」って感じがしました。

そうして、依頼してくださった方が、なんと2人。取材は終わりましたが、まだ執筆の途中です。

▼長野くんの記事、第1章・第2章まで公開中です。

▼こちらは、「もうすぐ引っ越すことになる思い出の家で、母の取材をしてほしい」と依頼をしてくださった方です。

それぞれの動機で依頼してくださった知人・友人には感謝しかありません。しっかりと良い記事を書いてお届けしたいと思っています。

取材・編集・執筆の学びの機会づくり

みんな主人公計画とは別で、ライター講座を何度かやらせていただきました。

お声がけいただくこともあれば、自ら企画して募ったりしながら、人前に立たせていただいたわけです。

学生向け、行政職員向けなど、これも試行錯誤しながら形を整えてきました。

僕は昔から、物事を噛み砕いて分かりやすく他人に伝えることが好きだし、わりと得意なほうで。「アナウンサーとか先生が向いてるんじゃない?」とよく言われました。

書き言葉だろうが、話し言葉だろうが、僕の中では同じく「分かりやすく伝える」をやっている感覚でした。

感じたことを言葉で表現できるようになること、そもそも目の前の人の話にきちんと耳を傾けることは、誰にとっても大切な営みで、心を豊かにしてくれるための手段だと思うのです。

2つのアプローチ、源を辿れば同じ動機

誰かの人生を紐解く営み。

話を聴く・それを文章に編み直すことを推奨する機会づくり。

自分発信で動いたこの2つの企画はささやかなものでしたが、ライターとしての在り方や、自分というアイデンティティを表現するための意思表示だったと思います。

そして、いずれも源流を辿れば同じ気持ちから生まれており、言葉による処方箋や御守りを世の中にいっぱいつくりたいから、という欲求に他なりません。

今後、「個人向け取材サービス」と「学びの機会」、この2つの企画を掛け合わせたアイデアを形にしていきたい。そして、それが自分の名刺代わりとなる看板にしていきたいと考えています。

次の話題から、ようやく本題です。

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