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おひさま、万歳

目まぐるしい月曜日から金曜日、いきなり暑さと湿気が現れて、今週はとてもとても疲れた。ちょーのくんの言う通り、少しゆるめてみようかな。

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毎年思うのですが、なぜ気持ちのいい春や秋の季節は一瞬で過ぎ去ってしまうの…。梅雨はくせ毛の僕を苦しめる、忌々しい気候だ。毛先がどうとか、そんな生易しい話ではない。僕の髪の毛は当然、根本から毛先まで僕のものだ。じめじめした空気は、全方向から容赦なく干渉してくる。酷いときには前髪がスキージャンプ台のように上に向かって反り返る。重力すらはねのける反骨精神だ。

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そんな僕は、お日様がとっても大好きです。真夏と真冬はさすがに耐えられないけれども、過ごしやすい気候であれば、積極的にお日様を浴びにいく。

「お、今日は天気がいいな…。よし、じゃあお昼は外で食べよう」という思考になる。職場近くの川沿いのベンチが憩いの特等席で、日光浴ランチ&うたた寝コースが達成できたお昼休みはすこぶる調子がいい。たぶん、光合成に近いことが起きている。細胞がお祭り騒ぎ。まどろむ姿を修学旅行生に晒しているが、気にしないぞ。僕はチルアウトで忙しいんだ。

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でも、(というか、だからこそ?なのかもしれないけれど、)目で見て楽しむのにいちばんのお気に入りは「木漏れ日」です。全身で浴びるように降り注ぐお日様ではなくて、木々の間から差し込む陽射しが好き。雲間から漏れるように照らされているのもいい。窓から光が入ってくる情景も捨てがたい。

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なんでかな〜って考えた時に、ひとつ思い浮かんでくるのはカメラのこと。フィルムカメラで写真を撮るのが大好きで、僕のシャッターチャンスはさっき並べたような「木漏れ日的シーン」たち。むしろ、フィルムは光源がないとちゃんと写真にうつってくれない。

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昔、カメラマンの友人が教えてくれた、彼らにとってお天道様はとても大事な存在なのだと。その時はよく分からなかったけれど、今ならそのありがたみがよく分かる。

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最後に、僕がいま暮らしている地域の自慢。
斜面地に建つ「つくる邸」という古民家でシェアハウスをしておりまして。長崎といえば夜景ですが、毎日対岸の稲佐山の灯りを眺めることができます。

ただ、僕が好きなのは、どちらかというと朝のほう。さっきはこれからの季節について散々憂いたけれど、だんだん日が昇る時間が早くなるので、朝の明るさに起こされる爽やかな目覚めはとても気持ちがいい。朝起きていきなり視界に入ってくる、空と海の青さには感動します。夜は誰でも夜景を見にこれるけど、朝の景色って、住んでいないとなかなか出会えないでしょ?

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また夏が来るねぇ。

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