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コンサルの悲哀(2022/11/02 日報)

最近、仕事でSNS系のコンサルティングをすることが増えた。コンサルティングといっても、データを見て軽くアドバイスするくらいのものなので、本職の人からしたら「ふざけんな!」というレベルのものだけど。

データを見て、レポートを書いて、そこからアドバイスを考えなくちゃ……と悶々とするとき、いつも考えてしまうことがある。

「もっとこうしたらいいのに!」「もっとああしたらいいのに!」という抑えがたい気持ちだ。

ありがたいことに、私が関わらせてもらっているブランドはすてきなものが本当に多くて、歴史があるとか、すぐれた商品があるとか、いいところはいくらでもある。だからSNSで「ウチにはこんなにいいものがあるよ!」ともっと発信できたらいいのに……ともどかしく思ってしまう。
まあ、事業規模とか、担当さんのキャパシティとか、いろんなことがあってこうなっているんだろう、とは思う。でも、せめてこの自分からの情熱は失いたくないなあ、と思いながら、レポートに書くアドバイスを考えています。

私たちにとっては「世界が広がる」思いのネットの世界を、「自分たちの思い出が侵食される」と表現した上世代の人たちのことを思う今日この頃。

今日の一曲

好きな曲も好きな映画もたくさんあるのに、語れる場所がないから自分で作るシステム。

sailing day - BUMP OF CHICKEN

映画「ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険」の主題歌。
さわやかなメロディに乗せて途方もない目的に向かって走る“愚かなドリーマー”について歌った曲。

BUMP OF CHICKEN自身初めてのタイアップ曲で、ファンであると同時に、「自分たちの音楽を守れるか」という葛藤もあった作品だそう。しかし、結果的にはバンプらしさの中に見事ワンピース要素も兼ね備えた一曲となったとのこと。
参考はこちらのブログ↓  

BUMP OF CHICKENのディープなファンではないので、彼ららしさみたいな話はできないのだが、歌詞の中の“愚かなドリーマー”とか、“呆れたビリーヴァー”という言い方に、後ろ向きな言い方なのに実際は「だからなんだよ、そのまま頑張れよ」みたいなひねくれたエールを感じる。いとしい。

実際、ワンピースのルフィだって、ジャヤでベラミー一味に思いきり夢を笑われたり、現実に生きる我々だって、大人になるといつまでも夢を見てるんじゃないと言われたりする。
それでも、踏ん張ってその道を進み続けていると成果は生まれるものだ。ルフィで言えば夢を実現するための仲間が揃い、そのための情報が集まり、応援してくれる人たちがあらわれたように。

夢を叶えた人たちは、誰よりその夢に向かう真摯さとその大変さをわかっているんじゃないかと思う。きっとBUMP OF CHICKENも、ひねくれつつそんな人たちを応援するつもりでこの曲を書いたんじゃないかな、と思うなどする。

デッドエンドの冒険もいい映画なので、いつか語りたい所存。

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