【SF】寂しい人の、殻を叩くと、氷の音がする

ハッキング人生

僕が入った人物は、女性だった
彼女の年齢と僕の間には
10年の月日があって
感情が、感性がタイムスリップする気分だった

彼女の記憶データをクラウドのアカウントから引き出し
16年分の記憶を圧縮ファイルで書き出していた

僕はコーヒーを受け取りに行った

私のname:さなだ

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