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【SF】僕の人生には主人公がいなかった

人生はただのゲームに過ぎない。
ただのゲームがここまで私を痛めつけるのなら
私はいっそのこと、 。
ただ、自分が消えた後の世界を、他人が支配するのが許せなくて
私は生きようと思った

第1話 おはよう。私、

起きて
歯を磨き
顔を洗って
水を飲んでから
私はシャワーを浴びた

ここまでに私はいた
洗面台に手をついて
自分の顔を確認した

vision proをはめて
今日はどんな髪型にするのか
プリセットから「今日の私」を選んだ

その後の感覚がないのだった

「データの破損?」
いや、それは確認したけど大丈夫だった
「じゃあ、ウィルスかアカウントの乗っ取りかもな」
だとしたら、私を操ってるのは他人なのか
「人間かも怪しいぞ」

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