産まれた日
もうすぐ娘が3ヶ月となる。
3ヶ月前、この子は産まれた。
長くて暗い道を通って、何回もの夢を超えて、満月の夜にやっと会えた。
あの日の夜に食べた一口のおかゆの味とか、真夜中にそれだけを買いに行った夫とか、その時見た月と星の話とか、その間待ってる暗い病室とか、圧倒的な恐怖や不安とか、壊れてしまった身体とか、生きていることの喜びと安堵とか、愛そのものとか、耳に残る大きな産声とか、そして、胸と頰に寄りかかる陽水の匂いのするふにゃふにゃの赤ちゃん
そういうことを思い出すと今でも涙が出そう。
生まれた日はとても特別ということと、そういう素敵だったところをいつか話してあげたい。
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