見出し画像

100均の素材で3歳児が超集中したおうちアート

液体粘土。
聞いたことも見たこともない工作用の素材を100均で買ってみたら、3歳の娘が超集中して造形あそびに取り組んでいました。
その様子がとても素敵だったので、ここに記録します。

液体粘土とは


液体粘土を知ったきっかけは、私の大好きな造形・美術教育専門誌の『美育文化ポケット』のInstagram投稿で見つけたこの写真。

クリーム状になった紙粘土で、大きい子どもたちはこれで布を固めて工作したり、大人も素材感を活かした作品を作ったりできる素材らしいです。小さい子どもは触ったり混ぜたりするだけで楽しそう。

私の人生30年で見たことも、聞いたこともないこの素材。子育てって知らない世界に触れる良い機会をくれるなぁと思いつつ、100均で見つけて買ってみました。DAISO通販で買えるよ!

そのほかに準備したものはこちら。

液体粘土
絵の具
プラコップ(混ぜる用)
プラの先割れスプーン
割り箸
キャンパス
リボン
いつかのパーティに使った星のろうそく

造形の様子

まずカップに粘土を溶かすための水を入れて用意していると、水遊びが始まりました。あなた、午前中にプールで水遊びしてきたばかりでしょ!近くにあった折り紙に水を含ませて「タオルにして掃除してるの」とおままごとのよう。
ほんとは早く液体粘土使って欲しいけど、これはこれで楽しそうだから、我慢してじっと見守ります。

下に敷いた撥水の紙の上についた水が楽しいようす。

満足した頃に、まずは白のままの液体粘土をカップに入れて渡してみます。どんな風に使うかな?と見ていると…
最後に飾りにしようと思ってた星の飾りをポトン!といきなりカップにいれ、ぬりぬり。星を筆のようにしてキャンパスに塗りたくります。おぉ、そうやって使うのね。
普段は「どうやって遊ぶの?」って聞くことが多い娘。こんな風にいきなり自分で好きに触り始めるのは結構珍しいんです。素材が魅力的だからかな。

星の飾りが白くなるのが面白い

それから、「カップの中に好きな色入れよう!」と誘うと「赤!」と答えたので、絵の具を1,2滴入れます。スプーンも渡すとまぜまぜまぜまぜ。「ピンクになっちゃった!まぁこれもかわいいからいいかぁ!」
自分で自分を納得させつつ、キャンパスに置いていきます。

まぜまぜ

たまたま家にあったのが先割れスプーンだったってだけなんですが、これが画材として大正解!「混ぜる、すくう、たらす、あとを付ける」の4パターンの活動が楽しめます。
一番集中してたのが、スプーンでたくさんすくって、そーっと一本の線にしていくこと。

幼児が集中してるときって鼻息荒くなるよね。

この色が気に入ってるのか「白のどろどろと赤ちょうだい!」と同じ色のおかわりが続きます。でも母、もうちょっと違う色も見てみたい。「ママ黄色好きだから黄色つくろーっと」と言いながら、黄色のカップもさりげなくそばにおきます。
そしたら、こんどは割り箸をつかって「けんけんぱ、けんけんぱ」と点々をつけていきます。いいね、まだ本当はけんけんぱできないけど!憧れがにじみでてる。

この素材、乾く前でも色が混ざらない。

ここまでで大体30分。
幼児の集中が続く時間は年齢+1分といわれてるので、本来は4分くらいで飽きるはずのところを、なんと30分。相当な集中力。
ただし、手についた液体粘土がカピカピになってきました!気になる気になる。カピカピを剥がすことに夢中になりはじめたので、これにて完成です。

わぁ、割り箸落ちてるよ!

仕上げに飾りを好きに乗せてもらって、出来上がり!

ここ私の家、こっちじぃじんち、地図なの!だって

1日乾かして、こんな感じのパステルカラーの立体的な作品になりました。
星の飾りは画伯が完成後にすぐ取っちゃったので、星の跡だけが残ってるのも、また面白い。

みんなの写真の上の特等席に飾ろう。
これ、パパのzoom背景になります。

液体粘土って全然知られてない気がするけど、感触遊びにも、色水遊びにもなるし、出来上がる作品は立体的で素材としてとっても面白いものだったので、幼児の造形遊びにおすすめです。追加で4本買っちゃった。

おしまい

この記事が参加している募集

つくってみた

いただいたサポートは、娘のタマゴボウロ代として使わせていただきます!