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この道を進めばどこに行くのがわからないけどあるき出す生き方


僕は,メインブログ「知的生活ネットワーク」の毎日更新を8月18日で一旦止め,朝ブログの毎日更新をnoteに移した。

こちらでの毎朝更新は,今朝で53日となっている。
朝ブログの毎日更新としては今朝で906日継続している。

この道を進めばどこに行き着くのか?

この道を進めばどこに行き着くのか。

僕はそれを全く考えていない。
毎朝更新を続けると何が生まれるのか。
それをブログからnoteに移して更新し続けると何が生まれるのか。
自分でまったくわからないのだ。

「こうしたいからこうしよう」というゴールを全く考えていない。
毎朝更新を続けたら何かが生まれそうだ。
noteで毎日書いていたら,なにかになりそうだ。
そういう漠然としたものがあって,おもしろそうだからやってみよう,と思って始める。

だから,僕はいつももう一人の自分からこう言われている

また何か始めた!

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これは,いきあたりばったりな生き方だ。
僕にはそういうことがとても多い。

メルマガを4年前に始めた時,それを書くことでファンを増やし,将来本を書く時に勇気と励ましをもらおう,なんてゴールを作っていたわけでもなんでもない。
いったい,なんでこんなけっこう大変なことを始めたのか,自分でも全然わからなかった。
メルマガを書き続けると,いったい何が起きるのかなんてわからず,でもおもしろそうだから続けていただけだ。

ところが4年経ってみると,いつの間にか私のことを大事に思ってくれる方が増えていて,コーチングを始めた時は,最初のクライアントさんは読者の方が協力してくれたし,「ブログ運営教室」という半年のグループコーチングを起ち上げたときにもメルマガ読者の方がメンバーになってくれた。

そして今回の本では,4ヶ月間出来上がっていく過程をメルマガで配信しし続けると,,その過程でモニターの協力をして下さったり,応援して下さったり,Amazonにレビューをしたことを報告して下さったりした。

こういう未来がまっているなど,メルマガを始めたときには思いもつかなかったのだ。


へたにたてたゴールは矮小化することがある

メルマガを書くということについての明確なゴールを立てようと思っても,経験がないからたいしたゴールは立てられない。
結果,矮小なゴールを作ってそれを達成して満足し,やめてしまったかもしれない。
また,大した成果が得られそうにないと考えて最初からやらなかったかもしれない。

未知の経験に挑戦する時,まずゴールをつくるというやり方ではうまくいかないことがある
どうなるかわからないけど,面白そうだからやるということで,当初考えもしなかったような成果が後付でできていくのだ。


このような僕の生き方は,決して自分で肯定していたわけではなく,長いこと「行き当たりばったりの人生」と自分を責めてきた。
やりたいことを始める時にゴールを定められなかったからだ。
なんのためにやっているのかわからないことに,どんどん時間と設備を使っていく。
それが投資と呼ばれるものであるなど,考えもしなかった。

しかし,このような生き方にも価値があったということを二つのことが私に教えてくれている。

一つは,「ダークホース」という本だ。
現代の成功者には,目標を定めずに,むしろやりたいことをやり続けた結果成功したという人が意外に多いことからそのような生き方をまとめた本だ。
これは,私の生き方を根本から価値づけてくれた。
「また何か始めた」でよかったんだよ,と。


もう一つは,ノーベル賞受賞者の方々の研究だ。
将来なんの役に立つかわからない基礎研究」を長年地道にやった結果,ノーベル賞という大きな成果を得たことを,みな口をそろえるようにおっしゃっている。
ゴールを決めて研究していたら,予測できる範囲の小さなことしかできない。しかし今やりたい研究をし続けたことで小さなゴールなどどんどん達成し続けていった。
ここにも,目標を定めない生き方があった。


なんのためにやっているかわからないことをやりつづける

なんのためにやっているかわからないけど,やりたいからやる。

これは,企業には許されないことかもしれないが,個人内ならいくらでもできる。
しかし,そのようなことが許されている企業は,大きなイノベーションを引き起こすことができる可能性が高い。

歴史が見せてくれている。

ウォークマンの開発など,研究者の遊びのようなことから生まれている。

しかし,それが許されなくなった時,イノベーションは起こせなくなっていく。成果がはっきり見えているものにしかお金を出せないからだ。


だが,個人ならいくらでもできる。
僕は,フルマラソンを乾燥するために毎日ジョギングするという生き方はできないが,走っていると気持ちいいから走るという生き方ならできる。その結果いつの間にかフルマラソンへのチャレンジに結びつくかもしれないのだが,そんなこと考えない。


「スライム倒して300年 知らないうちにレベルMAXになってました」というアニメがあった。

主人公は,レベルMAXになろうとしてスライムを倒し続けたわけではなく,その日その日の糧をえるために毎日スライムを25匹倒し続けただけだ。
無双のちからを体入れたのは,単にその結果にすぎない。


世の中には,「なんだかわからないけどおもしろそう」がとんでもない正解に結びついたという事例に溢れている。


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