年末年始に働いてくださった方に感謝します
施設にいる母が,年末にコロナになりました。
年末には家に戻って正月を迎える準備をし,正月には家族と年賀をする。
それを楽しみにしていた母でしたが,コロナのために面会することも叶わず,施設から出ることもできませんでした。
大晦日まで毎日施設に行き,外の母の部屋の窓の下から電話をかけました。
少しでも近くにいてやりたかったのです。
自分がコロナに罹っていることがわからずに、どうしてきてくれないの?と何度も言われました。
毎回忘れているんです。
お母さんはコロナに罹っているんだよ,だから会いに行けないんだよ,というたびに驚いていました。
正月の朝も,昨日も行きました。
近頃は自分がコロナになっていることがわかってきましたが、「熱がないのでコロナでも陰性だわ」と言ってました。
陰性のコロナとは・・・
苦笑してしまいました。
こうして毎日のように年末年始に施設に行っていると、暮れ,正月,全く関係なく母を始め入居者の世話をしてくださっている方にお会いします。
何人もコロナが発生しているため、青い防護服に身を包み,キャップをかぶって食事を運んだり,ヘルパーさんの仕事をしたり,部屋まで食事を届けたり,洗濯物を回収したりなど、いつもと変わりなく働いておられました。
年末年始は、子供の僕達がやろうとしていたことを、ぜんぶしてくださっていました。
その方々にお会いすることすら叶いませんので,手を合わせて感謝するしかありません。
施設長さんに電話をかけて,感謝を言葉にしました。
その言葉が、朝礼などを通して、現場で働いている人一人一人に届けばいいと思います。
世の中全てのこのような方々のお陰で社会は成り立っています。
心から感謝すると共に,すこしでも給料や人数などの待遇が改善されることを望むばかりです。
今日も母のところに行ってきます。
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