書いてみる
NOTEのアカウントを取ったものの放ったらかし。ずっと閲覧専用だった。4年ほど前に年始の抱負を「書くか、描くか、奏でるか」としたのを思い出す。その時も放ったらかした。要するに計画的なモチベーションを維持できないタイプなのだ。それよりも瞬間的に、畑やりたい、とか、木を削りたいといった衝動で動くタイプなのだ。それはそれで大事な感性だと思うが、40代後半になるとさすがにこれでいいのか?と反省することがある。
思えば、こんな感覚を強烈に教えてくれたのは、西村佳哲さんの2009年の名著「自分の仕事をつくる」だった。お金を仕事や生活の指標のように語ることに違和感があった僕の中に、西村さんの飾らない言葉がじわりじわりと入ってきたのを覚えている。(シンプルなのに深く微細な言語化)
おかげで、徳島県神山町のグリーンバレーやフードハブプロジェクト、岡山県西粟倉村のエーゼロやローカルベンチャースクール といった人口が少なくても魅力的な地域を知ることができた。
他にも、雲仙、八女、糸島、東彼杵、海士、雲南、尾道、松山、京北、南山城、生駒、東吉野、鯖江、小松、飯山、松本、真鶴、横瀬、いすみ、鶴岡、真室川、厚真などなど。全国には面白い人が山ほどいる。それに気づけたことは40年以上生きて良かったと思わされる。(故郷の嬉野のことはまた違うカタチで記したいと思う)
では、僕が18歳から暮らす神戸で何ができたのだろうか。2012年から約10年間、色んなプロジェクトに関われたことは本当に恵まれていた。いつまでHPが残っているか分からないが一旦記録する。
にさんがろくプロジェクト(2012〜)
※現在「ノーギョギョギョギョギョーラボラトリーズ」
EAT LOCAL KOBE(2014〜)
神戸里山暮らし(2015〜)
神戸農村スタートアッププログラム(2019〜)
海と魚と(2019〜)
食べるをつくる(2019〜)
これら以外にも消えていったプロジェクトもある。直近のアーバンファーミングが違う方向に向かっている。それはそれで残念だが、なぜ続かないのか考える良い経験となっている。それよりも寂しさを感じるのは、プロジェクトが自走していくなかで自分の関わりしろが減っていくことだ。立場上仕方ないことだが、その後のプレーヤーになれていない。それが冒頭の「自分の仕事をつくる」ことに価値を感じた自分と反している気がしてならない。さてこれから何をしようか。
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