見出し画像

目標とはかくも尊いもの~大谷選手の目標設定シートを見て~

  野球のことは詳しくないけれど、大谷選手ってやっぱりすごいね。少し前に大谷選手が高校生の時に書いた目標設定シートというのが話題になっていた。プロ野球選手になるため(ドラフト1位になるため?)に今すべきことを書き出しているシートで、その中に「ゴミ拾い」という言葉があり、多くの日本人がもっと彼を好きになったことだろう。ゴミ拾いに関してはおいておくけど、この目標設定シートというのは、すごく良いものだということは私もよくわかる。同じことを、アメリカの大学に入って、最初のオリエンテーションか何かで教わったから。”成功”するためには、目標が2つ必要。それがロングタームゴールとショートタームゴール。

ロングタームゴールとショートタームゴール

 ロングタームゴールというのは、現状一番遠いところにある目標。高校生の大谷選手にとっては「8球団からドラフト1位指名を取る」ということだし、作詞家にとっては「ビルボードランキングで1位を取る」とか「印税で年収1000万稼ぐ」などかもしれない。ひとたびロングタームゴールが設定されると、現在地からゴールまでの途中にもう一つのゴール ”ショートタームゴール”を設定するのだ。大谷選手にとっては「体作りをする」や「メンタルを鍛える」ということだっただろうし、作詞家にとっては「年間50本採用をとる」とか「○○というアーティストに楽曲を提供する」ということかもしれない。そうやって、ロングタームゴールさえ決まれば、途中にショートタームゴールを設定し、またそのショートタームゴールを達成するためになにをしなければならないのかがおのずと見えてくるわけだ。ゴールさえ設定できれば!

ゴールがみつからない症候群

 私は今まで、とくに悩まず生きてきた。いつもやりたいことはすぐそばにあった。いつもどこからか降ってきた。そして今は思う。それってすごく幸せだったんだなと。今、漠然とやりたいことはあってもそれが形にならない。ゴールにならない。ゴールがなければ、むやみやたらに走るか、途方に暮れるしかない。ゴールがみつからないことを隠して、今はこういう風にやりたい気分なんだよねえと誤魔化すしかない。これはこれでつらいのだなあと思う。

ではどうする?

 休むのもひとつの方法だろう。作詞はクリエイティブな作業。あまり疲弊すると、体力がなくなる。今は休むのもいいだろう。でもこれは私の方法じゃない。そうなると、無理やりにでもとりあえずのゴールを設定するしかないんだなあと思う。たとえ途中で気が変わっても、走るべきだと思う。ということで、今日は新たな決意。noteも数か月書かずじまいだったけど、誰が読もうと読むまいと、自分のために書き続けること。今月中にとりあえずのゴールを決めて、走り続けること。一つだけ誇れるなら、私はまだ一度も立ち止まってないのだから。まだ走れると、暗示をかけ続けること。

#作詞 #作詞家 #悩み




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?