【書籍レビュー】#07 「今日こそ人生の節目」 Ayaco co 著
誰もが、誰かの人生のキッカケ。
自分の生き方にもう一度自信をもってみよう。
読みはじめてすぐに気づく。 この作品に吸い込まれていることに。
丁寧な情景描写と、共感してしまう感情描写。
著者の滑らかな筆致が目に心地よい。
しっかりとした文章構成、魅せる文書表現にうっとりしてしまう。
さらに、話がどのように展開していくかが気になり、読む手が止められない。
4人の登場人物が「生きる」について、それぞれの立場で悩み、迷走し、深く考え、自分なりの「生きる」に向かって歩を進めてゆくことで物語はすすんでいく。
未来とはまだ見ぬ世界。
「生きる」と決断し、しっかりと前に進みだすもの、「生きる」を支えていくもの、「生きる」を伝えるもの。
それは、誰しもが、誰かの「生きる」にチカラを与えているという、強いメッセージが感じられる。
登場人物たちが小さなところでクロッシングし、お互いの人生に影響を与えていくところには、笑みが漏れてしまう。
ああ、みんな幸せになって欲しい、自信をもって生きて欲しい。と。
読了感も爽快で「よし! 明日もちょっとだけ、頑張ってみるか!」。
なんて気持ちが湧き上がってくる一冊。
「生きる」ことに悩んでいる人、そして、私の大切なあなたにも「生きる」を本書を読んで考えてもらいたい。
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