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MIMMIのサーガあるいは年代記

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#SF小説

MIMMIのサーガあるいは年代記 ―70―

70/n          第 五 章       ー 紫水晶の朝(3) ー 「お嬢さま! ご無…

Thomas Lyndon
7か月前
8

MIMMIのサーガあるいは年代記 ―69―

69/n      第  五  章     ― 紫水晶のあさ(2) ― 「桃子が外の様子を偵察にで…

Thomas Lyndon
7か月前
10

MIMMIのサーガあるいは年代記 ―68―

68/n           第 五 章         ― 紫水晶のあさ ―  桃子がベンジ…

Thomas Lyndon
9か月前
11

MIMMIのサーガあるいは年代記 ―67―

67/n       第 四 章   -囚われの戦場のプリマドンナ- 「私はそれを吸った。さっ…

Thomas Lyndon
9か月前
8

MIMMIのサーガあるいは年代記 ―66―

 66/n        第 四 章      ―戦場のプリマドンナの 降伏―  核爆発まで残…

Thomas Lyndon
9か月前
10

MIMMIのサーガあるいは年代記 ―65―

65/n          第 四 章      ー戦場のプリマドンナ4ー  十分間の執行猶予 …

Thomas Lyndon
11か月前
17

MIMMIのサーガあるいは年代記 ―64―

64/n            第 四 章         -戦場のプリマドンナ3- 「いまあななたちに、無条件降伏を勧告します。ただちにに武装解除して立ち去りなさい。繰り返します。無条件降伏を勧告します。武器を置いて立ち去りなさい」  敵の傭兵どもは突然の大音量の放送にはじめは何事かと戸惑い、次いでその内容を理解するとあちこちで爆笑、嘲笑や失笑がわきました。この瞬時だけ銃火がとまったということです。  ですが、もっともな反応でしょう。命が風前のか細い灯火になっている者

MIMMIのサーガあるいは年代記 ―61―

61/n        第 四 章        -黒の狂騒曲- 「人間どうなっても、煙草な…

Thomas Lyndon
1年前
12

MIMMIのサーガあるいは年代記 ―59―

59/n          第 四 章        -傭兵隊長のロンド-    傭兵隊長の通称…

Thomas Lyndon
1年前
11

MIMMIのサーガあるいは年代記 ―57―

57/n                第 四 章        大禍時の交戦(2)  引き続…

Thomas Lyndon
1年前
14

MIMMIのサーガあるいは年代記 ―55―

55/n    第 四 章   運命さえまだ知らない いたいけな瞳の少女 「わかんないじゃない…

Thomas Lyndon
1年前
10

MIMMIのサーガあるいは年代記 ―54―

54/n  第 四 章   少女よ 神話になれ!  先に避難していた従業員の子供たちが、「桃子…

Thomas Lyndon
1年前
8

MIMMIのサーガあるいは年代記 ―51―

 51/n         第 四 章       王の帰還(11)  大禍時    イワンという…

Thomas Lyndon
1年前
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MIMMIのサーガあるいは年代記 ―50―

50/n    第 四 章   王の帰還(10)  桃子による捕虜尋問 「待ってください、お嬢さま」  桃子がナナミンから渋々ヘルメットやハーフブーツなどを受け取って、屋上の階段塔の扉へ向かっていると、ゴンザレスが声をあげました。 「あの捕虜、イワンの野郎の尋問をお願いします。イワンの野郎、……奴は……」 「あっ、すっかり忘れてた! どこにいるの?」 「この建物の地下に閉じ込めています」  彼が説明するには、捕虜は桃子だけに一切合切を喋ると言って自分たちの質問に答えない。