これまでの赤白ワインは時代遅れ?ミレニアル世代にはロゼが人気
ニューヨーカーはピンクがお好き
歌手のP!nKがすぐに思い出されるくらいには音楽が好きです。
毎年ニューヨークで7月に開催されるPinknicという夏フェスではミュージシャンによる音楽フェスを楽しみながら美味しい料理を楽しめます。
このときの料理のおともはもちろん「ロゼワイン」です。
アメリカでは「ナショナルロゼデー」が6月の第2土曜日に制定されるなど、ロゼワインの人気が高まっており、すでにアメリカ国内のロゼワインの消費量はフランスについで第2位となっています。
2017年もアメリカ国内のロゼワイン売上は前年比で53%上昇しています。
ロゼ好きの有名人といえばブラピとアンジェ
ハリウッドセレブの代名詞であるブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが所有していたことで知られるフランスの「ドメーヌ・ミラバル」では年間200万本のロゼワインを生産しています。
「Muse de Miraval」というロゼワインはなんと2600ユーロ(約31万4000円)という価格がオークションで付けられました。
ワインの希少性が高値に関係しているのは「ロマネ・コンティ・グラン・クリュ」やボルドーで生産されるワインを見れば明らかですが、
この「ロゼワイン」はあまり高価なワインとしては知られていません。
飲むために生み出された軽めのワインだったロゼ
それもロゼワインは元々、みんなで「飲む」ためのワインだったからです。
古代フェニキア人がフランスにロゼの製法を持ち込んで以来、ボルドーを中心にロゼワインは製造されています。
イギリスでは19世紀において一番飲まれたワインとなっています。
ワイン嫌いのイギリスで飲まれたワインというのは面白いですね。
それくらい、ワインとしてはとても飲みやすいのがロゼワインの特徴で、みんなで楽しく飲むためのワインだったということです。
そのために、消費はされていたものの血統はなかったのです。
また、キリスト教においては聖餐におけるワインはキリストの血に影響をうけたものとして伝統的に赤ワインが重宝されてきました。
そういった宗教的背景も相まって、あくまでロゼワインは庶民のためのワイン、消費されるワインであり続けたのです。
伝統から逸脱しているからこそ楽しめるロゼワイン
ロゼワインは冷やしても、常温でも美味しいワインです。
軽くて飲みやすいので昼のランチのお供にももってこい。
その可愛らしい見た目も女性人気のポイントになります。
確かにロゼワインは日本でも売られているものの、
あまりワイン好きに「ロゼワイン好き」という人は少ないです。
赤ワインこそワインという人が多いのはちょっと偏ってますよね…
ロゼのシャンパンもプレゼントとして素敵だと思います。
ちょっと私もロゼを攻めてみようと思ってます。
「ロゼワイン同好会」なんてどうでしょうか?
みなさんも、赤白だけでなくロゼをぜひ飲んで楽しみましょう!
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