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自分の限界が思ってたより低めだった話

皆さんは、限界まで働いたことありますか?
学生さんは、限界まで勉強したことありますか?

自分の限界まで何かをやるというのは、自分を知るという意味では
いいきっかけになることだと思います。

一方で辛い、苦しいという想いが溜まっていったり、
人によってはある日突然起き上がれなくなったりするなど、
自分が幸せではいられなくなることでもあります。

自分の限界は自分しか知らない。
人と比較しても絶対にわからない。そういう話です。

自分でも限界がわからないことがある

自分も社会人として勤務した経験があるのですが、
その時間はもう毎日が苦痛で仕方がありませんでした。
パワハラや低賃金労働だったわけではなく、むしろ逆でした。

都心のオフィスで良い給料をもらって良い感じで働いていました。

体力的にきついわけではないのでもっと仕事ができます。
時間的にも暇だったくらいなので仕事はできるはずです。
実際、自分もそう思ってました。

それでも、苦痛だったのです。

確かに時間的余裕や肉体疲労がないのだからできるはずなのですが、
それは客観的な条件を考えたとき余裕があるはずなだけで、
もう精神的には限界だったのです。

周りの人は自分よりも多くの仕事を抱えて、夜遅くまでやっている。
自分も時間的に余裕がある。だからまだできる。
そう考えていたのですが実際は限界なのです。

単純に時間や条件では自分の限界は決まらない

私の場合、あこがれの仕事というわけでもなく、
将来もきっと役立つだろうという仕事を選んだのですが、
ここまで自分が向いていない仕事があるとも思いませんでした。

今となっては自分はものすごく限定的なところで、
やりがいを感じる人間ということをようやく受け入れられましたが、
当時はなんでもできると思っていました。

確かにある程度要領が良い人であれば基本的に、
どんな仕事もそこそこは成果が出せます。
しかし、それは自分が満足する働き方かというとそうではありません。

その人の限界は精神的限界と肉体的限界の2つに分けられます。
労働基準法で定められている8時間労働は肉体的限界に関するものです。
しかし、精神的限界については誰も定めてはくれません。

私はPCが大好きなので今では平日も休日も、
ほとんど一日中PCで何かを勉強したり、作ったり、見たりしています。
仕事もPCで行うものがほとんどですし、休日も仕事をしてしまいます。

しかし、それができるのは自分がやりたいからです。

同じような仕事に見えても自分が興味を持てないものを、
1日8時間やることはとてもつらいことです。
当然、家に帰ってからはやりたくありませんし、勉強もしたくありません。

仕事を条件で選ぶとこういうことになります。

苦痛で仕方がない仕事を続けますか?

世の中を見れば愚痴をいいながら仕事をしている人はたくさんいます。
愚痴を言わないまでも、仕事の話をしたがらない人も居ます。

だいたいは、何かしらの不満を持ちながら仕事だと思って、
ぐっと耐えて毎日を過ごしていることが多いと思います。

私も仕事をしているときはある意味、その会社で働いていること、
経済的に恵まれていることをモチベーションとして過ごしていました。
しかし、自分の本当の声は苦痛だったのです。

自分は結果的に退職することにしました。
他に退職するきっかけを掴めたからこそ退職できました。

でも、自分が仕事をしなければ生きていけないというときに、
辞めるという選択肢を取れる人はそう多くはいません。

辞めることや転職することにもエネルギーが必要です。
そのエネルギーが既に失われた状態では何もできなくなります。
そして、休職、精神疾患に追い詰められていくことが多いのです。

他者評価が理由になっている人は今すぐやめよう

限界は人によって違います。
それはその人の限界レベルが低いということではなく、
自分が何を大切にしているかということに対して、
毎日をそれを満たせるように送れているかで変化します。

お金がその人の一番のモチベーションならば、
お金を稼げる仕事をすることで満たされますからがんばれます。
でも、そうでない人のほうが多いはずです。

「せっかく有名企業(大学)に入ったのに」
「結婚したばかりだから」
「同期に負けたくない」
「住宅ローンがあるから」

どれも多くの人の頑張る理由になっていることがありますが、
これらすべては他者評価から作られた嘘の理由です。
自分で選択しているようで自分を追い込んでいったり、
見栄を気にしすぎてそれ以外の選択肢を自ら潰しています。

もし、辛くて仕方がないにもかかわらず、どうすることもできないのなら、
まず他者評価から開放されなければならないと思います。

私の場合も将来役立つ、給与がいい、いい会社だからという理由で、
一時期がんばって続けましたが結局やめてよかったです。
自分の限界は条件によって大きく変わってきます。
自分がなぜかやってしまうようなことが仕事につながれば楽になります。

あと、金銭的モチベーションは長続きしません。
自分のちからが活かせる場所を、他者評価に惑わされず見つけること。
これが生きることの究極の目的かも知れないと最近感じています。

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