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奴隷

「いい歳で、いい大人なわけだし。自分の機嫌くらい自分でとるよ」と大体はそう思ってるし、実際にそうするように努めている。

ふつうに生きていて大きい幸せとか、落ちるような出来事はそこまで多くないけど、気持ちが凪の状態で続くことは決してない。気分の灯りを調節するのは本当に些細なことだったりするから、ささやかながら波のように揺れている。

普段は気にしないことが気になって沈む日にはどうやって平穏を保てばいいのか。早く寝て明日になれば元通りになるかな、とか意識を他に向けて考えないようにしたりするけど、まあこんな状態に陥るときは月のもののタイミング。身体の内からの不調は意識的にどうこうなるものではないからしんどい。

自分の身体のことしか分からないけど、つくづく人間はホルモンの奴隷だなあと。たまには自分に優しく。

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