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晩春の景、五句

そろそろ春も終わりです。
日中、陽射しはとろとろとしています。
そんな時季の句です。


花筏鯉の頭上を流れゆく


桜蘂散るどことなく臍くさく


亀鳴くやえんぴつで手を刺す遊び


葉桜や少女に若き父の声


夏隣玉子とく音よきリズム


2句目の「臍」は「ほぞ」と読みます。
おヘソのことです。
4句目の「葉桜」は、
桜が散ったあとの青葉のことで、夏の季語です。
実際の景色が葉桜だったので、
使ってもいいかな~と使いました。





※2022年2月、一部俳句を改めました。



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