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さよなら夏 2023

異常が、常態化。
最近よく耳にする不穏な言葉。
この物騒な状態は、もう身近にありました。

もとより紫外線アレルギーがあるので
散歩の時は、夏でも足首まで
かくれるパンツをはいています。

ですが先日の散歩では、服の下の太ももから
ふくらはぎまで、紅い湿疹が広がっていました。

体質が変化したのか、紫外線が多すぎるのか。
今までのUV対策では太刀打ちできない
夏が来ていました。

え、怖いんですけど?
なんて言っちゃいます。
恐怖に打ち勝つには、異常が普通と思うこと。
で、良いのでしょうか。

日中の外出は、脚にも日焼け止めを塗ります。
コンビニで袋をもらう度、北極圏で氷山が崩落します。
餓えた眼の白くまに胸を痛めるのは、グレタさんだけでは
ありません。
サングラスを掛け、享楽の世に踏み出します。
To do リストが多すぎです。
冷房がないと眠れない夜なんて、十年前はなかった。
次に何をしたら良いか解らないうちに
終りが来るのか、
そんな夏でした。

❖夏・5句❖

  
  薔薇あせてのこる香やきみ欲しく

  紫陽花と居るたましひの青むまで

  百日紅夜道どこまで火照れば海

  我もまた履き潰す靴梅雨の星

  ガソリンの火はゆめを駆け夏終る

(煩悩ちっくな句がおおい今夏でした)

 



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