G検定 ドローンに関する 2021年6月の法改正について
株式会社リュディアです。2020年、2021年にドローンを積極的に利用するための法改正が行われています。またニュースでもドローンによる荷物の配送に関する記事をよく見かけるようになりました。例えば以下のニュースです。
佐川急便 配達ドローン導入へ 22年度中 島根などで年内に実証実験
また2021年6月に国土交通省がドローンを活用した荷物等配送のガイドラインVer.2.0を公表しました。詳細は以下のリンクを参考にしてください。
私どもリュディアでも2021年2月8日にドローンに関する以下の記事をまとめています。
この中で日本国内ではドローンの飛行に関してレベル 1 ~ 4 までの分類がなされており2021年2月当時ではレベル 3までが認可されていることを記載しました。第204回通常国会で 2021年6月4日に成立した航空法等の一部を改正する法律はレベル4を見据えた大きな法改正です。
レベル1~4の内容を簡単にまとめると以下のようになります。
レベル1:無人、有人地帯を目視内での操縦による飛行可能
レベル2:無人、有人地帯を目視内での自律飛行可能
レベル3:無人地帯を目視外での操縦による飛行と自律飛行可能
レベル4:有人地帯を目視外での操縦による飛行と自律飛行可能
この分類からわかるようにレベル4 つまり有人地帯での目視外操縦による飛行が認可されると物流の世界が大きく変わる気がします。2021年6月の法改正では国土交通省がレベル 4の実運用を見据え、以下の 2 つの観点から認証を行う制度が盛り込まれています。
機体認証:機体の安全性を認証
技能証明:操縦者の技能を証明
この2つの認証、証明が行われたからといって即レベル4 が認可されることはないですが大きな進歩です。残っている課題としては事故発生時の対応方法や法的整備、運行管理ルール等があげられます。課題は山積みですが、すごいスピードで進化していますね。
またドローンによる物流だけではなく 2025年の大阪万博では空飛ぶタクシー、つまり人を運ぶサービスを実施させたいようです。
経産省も空の移動革命に向けたロードマップを公開しています。以下のリンクを参考にしてください。
私たちは空飛ぶタクシーが普及する時代を見ることはできるのですかね。楽しみです。
では、ごきげんよう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?