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リュディア書評

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2024年7月の記事一覧

書評 きみのお金は誰のため: ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」

リュディアです。きみのお金は誰のため: ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」きみのお金は誰のため: ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」を読みましたので感想です。

この書籍はよく売れてますね。著者の方が YouTube のトーク番組に出演されているのも見かけます。私個人は今一つ、さすが売れてるだけある、という感じはなくて、何でこんなに売れるのかなという感じです。物語風に話

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書評 書いてはいけない――日本経済墜落の真相

リュディアです。書いてはいけない――日本経済墜落の真相を読みましたので感想です。

がん闘病中にたくさん本を書かれてますね。森永卓郎さんが口頭で伝えて、息子さんが文にされているようです。日本経済新聞の広告欄でもこの書籍はよく見かけます。

真実かもしれないし森永氏の単なる思い込みかもしれないし何とも言えないですが読み物としては面白いです。こういう書籍が好きな方にはよいのではないかな、と思います。私

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書評 カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」

リュディアです。カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」を読みましたので感想です。

皆さんのおうちの近くにもいわゆるインドカレー屋さんがあるのではないでしょうか?前に別の本も読んだのですが、こちらの方が切ない、というか現実に追い込まれているネパール人の話が多くて悲しいですね。

ただ日本にいるネパール人の数も増えてきてますし、いわゆるインネパに対する一定数のファンもいそうなので頑張ってほしいと

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書評 生成AIの核心: 「新しい知」といかに向き合うか

リュディアです。生成AIの核心: 「新しい知」といかに向き合うかを読みましたので感想です。

良い本でした。ビジネス書によくあるようなセンセーショナルな内容、例えば何年後にこの仕事がなくなる、といった内容ではなくて、普通に考えて今のAIとはこういうものだから、こうなりますよね、ということが淡々と描かれています。特別煽ることもなく、かといって今のAIを馬鹿にするわけでもなく、普通に考えてこういうもの

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書評 デジタル列島進化論

リュディアです。デジタル列島進化論を読みましたので感想です。

若林秀樹さんは昔から半導体業界では著名な方です。今は大学の先生をされているのですね。少し話が大げさで、日経BPの雑誌などによくある感じの記述です。読み物としては面白と思いますが、特に考えることもなく、という感じですね。今と70年代とがよく似ている、という話も出てきますが、アナロジーを言うにはあまりに時代背景も違いますしどうなんでしょう

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書評 土と内臓―微生物がつくる世界

リュディアです。土と内臓―微生物がつくる世界を読みましたので感想です。

少し古い本なのですが偶然見つけたので読んでみました。これはおもしろいです。非常にパワフルな学者夫婦の実験なのか、自分たちの生活なのかよくわかりませんが、ものすごいですね。実際、ここまでバクテリアとか微生物の影響を土壌と内臓の双方の観点から興味深くまとめた書籍はみたことがありません。ボリュームのある書籍ですが、少しでも興味のあ

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書評 体験格差

リュディアです。体験格差を読みましたので感想です。

親の経済力の差による学力格差だけでなく、体験格差が大人になったときにさらに大きな問題となる、ということは言われていました。この書籍を読んで、体験格差がどのように表面化してくるのか具体的なイメージを持つことができました。確かに大変なことですね。背筋が凍るような思いでした。

いろいろな経験をさせてもらっている人は、経験させてもらっていない人がどの

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書評 こころの葛藤はすべて私の味方だ。 「本当の自分」を見つけて癒すフロイトの教え

リュディアです。こころの葛藤はすべて私の味方だ。 「本当の自分」を見つけて癒すフロイトの教えを読みましたので感想です。

読みやすく感じるのですけど、何となく読みづらい読後感の残る妙な本でした。私だけかもしれません。精神的な描写が多い書籍の翻訳だからかもしれないですね。内容はわかりやすいので内容に興味のある方は読まれてもいいと思います。

では、ごきげんよう。

書評 ビジネスエリートが知っている 教養としての発酵

リュディアです。ビジネスエリートが知っている 教養としての発酵を読みましたので感想です。

タイトルのビジネスエリート云々はおいといて、本書は面白いです。発酵についてわかりやすく、丁寧に書かれています。私は発酵食品が好きなので、発酵についての書籍もたくさん読んでいますが、ダントツでよい本です。お勧めします。

では、ごきげんよう。

書評 神になりたかった男 回想の父・大川隆法

リュディアです。神になりたかった男 回想の父・大川隆法を読みましたので感想です。

息子から見た父親の観察日記という感じなのですかね。突き放した感じで冷静に書いているので少し怖い感じがしました。そしてなぜかリアリティがあるような無いような微妙な後味の残る書籍です。一般の家庭とは異なる父親が近くにいると、このようなものの捉え方になるものなのですかね。

ところどころ面白いところもありましたが、私には

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