小説を書けど書けども進まない私の見てるあそこに行きたい｜今週の短歌

　えー、あー、もう3月ですね。
　いや、3月も末ですね。

　タイトル詐欺もいいとこです。なにが今週の短歌や、今週のて。ほぼ1ヵ月分やないかい。
　いっそ改名（改題？）する？　いやでもそんなんすると初志貫徹の精神がうんぬんかんぬん……いやもう毎週更新できてない時点で初志貫徹もなにもあらへんがなうんぬんかんぬん……。
　そんな迷いに迷っている私のとりあえず短歌を、どうぞ。

単純な思考行動見透かされ　夢見ることも見透かされてて

夢の中　呪いだ血だとえげつない　目覚めて不思議な爽快感なぜ

仕事より　花粉や人が苦手です　目もかゆければ胸もかゆくて

知らなけりゃ　知らないままで生きてける　そんな情報過多な世の中

新奇性　探してみれば　新・規制　ともすりゃ帰省したくもなるな

城、田園　広がる景色に憧憬を　投影したきものがたりかな

仕事とは　我が生活を作るもの　どちらが先にあるかと問うと

もういいの　言葉通りのこの感情　構って欲しいとかではないの

首回し　ごりりごりりと良い音が　響く内側　外側軽く

これじゃない　幾千文字を削除して　白い紙面に新たな世界

繰り返し　なにもかもが消耗品　感情感覚もいつか擦り切れ

身体だけ　何度自分に聞かせても　会話がよぎりまた会いたくて

連絡を待てど待てども鳴らぬ通知　諦め肝心分かってはいても

新しい世界の準備に要努力　世界の要否はひとまず忘れて