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元文系大学院生A
2022年11月18日 00:40
高校の現代文の授業で、中島敦の『山月記』を読んだ。主人公の李徴は、私だった。「臆病な自尊心」「尊大な羞恥心」と表現されたこれが、「あの国立大学に行きたい」と言いながら全く受験勉強をしない自分にぴったりと当てはまる。「自分の能力なら、努力すれば叶う目標だ」という自負がありながら、「そうでなかったらどうしよう」と恐れ、努力を躊躇っていた。あまりにも耳が、心が痛かった。勉強しなかったのは