LINE Frontlinerってどんな人? 中小事業者の代弁者
みなさま、はじめまして。
株式会社ファナティックの野田と申します。
5日間に渡って続いてきた LINE Frontliner の自己紹介ですが、本日のボクをもってラストとなりますので、最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
ファッション誌の編集からアパレルブランドへ
私は株式会社ファナティックという会社で
・ LINEのセグメント配信ツール「ワズアップ!」
・ アパレル通販サイトの構築や改善
という2つの事業を展開しております。
生活に支障をきたすレベルで服が好きでして、ファッションの専門学校に入学するものの雑巾を縫うという初回の課題で早くも挫折。
「服は好きだけど、作るのは向いていない」と気付き、たくさんの服を見ることができる仕事ということで 「ファッション誌の編集」 を目指すこととなり、Ollieというメンズファッション誌の雑誌編集者としてキャリアをスタートします。
その後はスニーカーブランドに転職し、中国でスニーカーの生産管理をしたり、NYでスニーカーの買い付けを担当。
その後はレディースのアパレルブランドへ移り、通販の仕事と出会うことになります。今から12~13年前のお話なので、まだまだネット通販黎明期というような時代でした。
LINEの可能性と限界を感じたアパレルブランド時代
LINEとの出会いは、このレディース・アパレル時代。
LINE@(現LINE公式アカウント)に始まります。
費用が安価で成果が圧倒的という夢のツールの登場に競合含めてこぞってLINE@の活用が始まっていくのですが、より成果を求めて個別配信まで実現するには 「LINEビジネスコネクト(現在はLINE公式アカウントに統合)」 なるものを使う必要があり、それはアカウント費用、ツール費用、そしてサイトの改修費用、そのすべてが中小規模の事業者には手の届かない費用感であることがわかりました。
それは独立して、より多くのブランドを支援する立場になっても同じ状況が続きます。
アカウント契約とツール提供が一部の代理店の寡占状態にあり、誰しもがLINEを使う状況にありながらも価格が高止まりしており、個別配信を実現しているアカウントはごくわずかという歪な状況が続きます。
しかし2016年9月に状況が一変。
Messaging API という個別配信を実現する機能が一般に開放され、一部の代理店以外にもLINEビジネスコネクトを使用することが可能になりました。
そこでボクたちは、効果の高いLINEの個別配信を実現する上でネックとなっていた部分をすべて解消するツールの開発を始めます、それがワズアップ!です。
中小規模の事業者にもLINEの個別配信を
ワズアップ!では ( 費用的に ) 手の届かなかったLINEの個別配信を、どの規模の事業者でもご利用いただけるよう3つのことを意識しました。
1つ目は「安価で使える」 こと。
ワズアップ!には10個ほど機能があるのですが、その1つ1つに月額費用が設定されています。
つまり必要な機能だけを選んで契約できるようになっており、しかも1つ1つの機能が1~3万円程度 ( ターゲットリーチ数が10万人以下の場合 ) 。
さらには契約期間の縛りもありません。
つまり余計な機能を省いて必要な機能だけにすることで費用を抑えつつ、合わなかったらすぐに解約できるようになっています。
これはブランド時代、ツールを導入したけれどフィットしないので解約したいと思っても 「半年契約」 などの縛りによって解約できないという煩わしさを経験しており、ボクのお客様にはそのような経験をしてほしくないですし、そもそも成果さえ出していれば解約なんて当然ないからです。
2つ目は 「導入が簡単」 ということ。
ワズアップ!ではリマインド系の機能のみ対象サイトにタグを設置いただくのですが、他の機能では一切必要ありません。
効果の高いLINEの個別配信は実現したいけれど、実装するにあたってサイト上の改修費用で何百万円もかかってしまうので断念する、そういう経験をボクもしましたし、色々なブランドを支援する中で同じような事例が多数ありました。
そんな経験があるからこそワズアップ!では 「LINEの個別配信の民主化」 を使命として、どんな規模の事業者様にも手軽に導入していただけるような設計にしています。
3つ目は 「手間がかからない」こと。
担当者はとにかく多忙です。
機能として個別配信ができるようになっていても、それが手動であれば 「できるけどできない」 状態になってしまいます。
これは現場では本当によくある話なので、ワズアップ!では、極限まで自動化にこだわって作りました。
対象となるサイトを更新していただければ、自動でワズアップ!が商品やランキングなどの更新情報を取得して配信まで完全自動で行います。
担当の方からすると「なにもしないで勝手に売上がたっている」状態です。
社内にLINEの担当者が1人もいない状態でもメルマガより成果を挙げているクライアントもいらっしゃいます。
以上、「安価」で「導入が簡単」で「手間がかからない」という3つの特徴を活かして、多くの企業が個別配信で成果を上げています。
ですので「LINEの個別配信って成果が高いのは分かるけど、費用や導入ハードルが高そう」という認識は完全に過去のものですので、気軽にLINEの個別配信を試してほしいと思います。
高くて配信できない!と諦める前に
今回、LINE Frontliner として活動していく中で、ボクがお伝えしていく内容は中小規模の事業者で「費用も人的リソースも制約がある」という方々に向けたものが多くなると思います。
配信し放題だったLINE@から、従量課金制のLINE公式アカウントにプランが移行し、ターゲットリーチ数が1万人を超えるような規模のアカウントになってくると (これまでより) 配信費用が高いから「もう配信できない」とか「アカウントを閉じよう」という動きが見られたのも事実。
でもそのような課題は個別配信を実現することで解決できます。
そしてLINEの個別配信は、今や安価に実現可能になっています。
でもそういう最新の事情がまだまだ行き届いていないのが現実ですので LINE Frontliner をきっかけに、より多くの事業者の方々に友だち数が増えた先にあるLINE公式アカウントの可能性と活用方法を伝えていければと思います。
またこれまでは届きづらかった多くの中小規模の事業者の声を代弁する役割もボクの役割だと考えています。
公式代理店でもないボクたちは、同じように声が届かないジレンマを抱えながらLINE公式アカウントと向き合い、ゼロからツールを育ててきた叩き上げ中の叩き上げです。
現場が抱えている課題や不満は重々理解しているつもりですので、より多くの声を代弁できるよう努めて参ります。
普段はTwitterでも発信していますので、ご興味持っていただけましたらフォローいただければ幸いです。大好きな服やスニーカーのこと、通販のこと、そしてたまにLINEのこと(笑)、ツイートしています。
昨年からは元 Oliie 編集部のメンバーたちと80年代後半から、絶頂を迎える2000年代初頭までを《 あんときのストリート 》 と定義して、当時をゆる〜く振り返るウェブメディア 「ミミック」 も始めたので、もし興味あれば覗いてみてください!ヨロシクお願いいたします。