アラビア語とトルコ語、ヒンディー語


最近はロシア語ばかりに興味があるが、他にもアラビア語、ヒンディー語、タイ語、トルコ語、、などを齧っている。

どうしてか、あちこちの言語に興味があって仕方がない。

ヨーロッパの言語は、似ているとよく言われる。

ラテン語から発展して、英語はゲルマン系とラテン系が混じったものだと。だから似ている、と。

似ているのもそうだし、世界史を見ていれば、あちこちの民族が行ったり来たりしているのだから、そりゃあそうだと思う。

少し話が逸れるが、イタリアは一時期ムスリムが多くて、今またヨーロッパの方にムスリムが増えてきているらしいのが面白いなと思っているところである。

それで、アラビア語、トルコ語、ヒンディー語も似ている言葉を発見して、面白いなと思う。

アラビア語で”مرحبا” (マルハバン)と言う言葉があり、英語でいう”hello”なのだが、

トルコ語でも”hello”は”merhaba”(メルハバ)だ。

私はこの中で一番詳しく無いのがトルコ語なのだが、今調べたらトルコ語の挨拶には他にも、”selâmaleyküm”(セラームアレイキュム)、”Aleykümselâm”(アレイキュムセラーム)というのがあるようだ。前後が入れ替わっている。

簡略された挨拶は”selam”だそうだ。

これらは、イスラム圏での挨拶 “إسلام عليكم” (アッサラームアレイクム)から来ているのが容易にわかる。

“إسلام عليكم”
(アッサラームアレイクム)と言われたら、
“وعليكم إسلام”
(ワアレイクムアッサラーム)と返す。
いれ替わっている。

ちなみにウズベク語で”hello”は”Salom”だ。ウズベキスタンはかつてソ連の支配下にあったので、ロシア語、キリル文字もよく使用しているが、イスラム教であるためアラビア語圏の影響も受けているのだろう。

それで、ヒンディー語はどうなのかというと。

アラビア語で”thank you”は”شكرا”(シュクレン)。

ヒンディー語では”शुक्रिया”(シュークリア)。

“धन्यवाद” (ダルニヴァー)も”thank you”の意味である。これらの違いは、前者がイスラム教、後者がヒンドゥー教、と書いてあるのを見かけたが、詳細は不明。しかしこの説が正しいとしたら、前者とアラビア語の関係はやはりそうか、となる。

今はウルドゥー語にも興味を持っている。アラビア文字から派生しているのに、ヒンドゥー教の言葉、、とすれば。。。国の地理的位置も考えると、言葉の関係等本当に面白い。

こんなにも言語に惹かれるのはやはり、綺麗だと思うからだ。

歴史や地理、宗教のの関係も見ていくと本当に魅力的である。

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